広島・中崎が明かした怖い病状「血管が詰まって。破裂したり頭にできていたら…」

[ 2020年11月26日 18:17 ]

広島の中崎(撮影・島崎忠彦)
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 広島の中崎翔太投手(28)が26日、広島市内で契約更改交渉を行い、1億4500万円から5800万円ダウンとなる8700万円でサインした(金額は全て推定)。減額制限(1億円を超える場合は40%)いっぱいとなる40%ダウン。中崎に胸中を聞いた。以下、一問一答。

 ―減額制限を超える年俸となったが。
 「契約してもらわないと野球はできない。お金に関しては特に何もないです。また来年も野球ができるということで。2年連続で手術を受けて、まともに野球ができていない。今回の手術を経験して、すっきりしたというか。また全力でプレーができると思う。そこが自分にとってはうれしい」

 ―現状の練習内容は。
 「全部入っています。全部入って、フルに。投げる方も状態は上がってきています」

 ―右後上腕回旋動脈瘤(りゅう)切除術について。肩に動脈瘤が?
 「肩の中です。それがすごい原因だったので。それがわかってよかったです」

 ―違和感も。
 「ここ数年、あったのはあったけど、それでもできると思ってやっていた。原因が今回、はっきりわかった。いろんなことにアプローチしながらやっていく中で、できると思ってやってきた。そこに関しては自分の責任でしかないです」

 ―痛みも。
 「いろんなものですね。痛みが出るときがあれば、違和感とかだるさとか。1回投げたら次の日に腕が上がらないくらいだったり。ここ2、3年は肩から汗が出なかったりという症状があったので。原因を調べるために、自分で病院にも行きましたし、トレーニングを変えてみたり、いろいろ試している中で、やっと今回原因がわかったので」

 ―血行障害との関係性は。
 「少なからずあるのではないか、という話は聞きました。血管が詰まっているわけですから。破裂していたり頭にできていたりしたら…。野球ができることが一番、うれしいです」

 ―練習はいつから。
 「入院が結構、長かった。3週間くらい。普通のメニューに戻るまで、1カ月くらいかけて、ゆっくり体のメンテナンスとか。上げていって、今はフルに出来ている。投げる方もきょう、初ブルペンに入って、球数は少なかったですけど、キャンプインに全力で。(リハビリの)3軍の選手としてではなく。2軍スタートになると思うけど、初日からしっかりアピールできるだけの準備は整うかなと思います」

 ―気持ちもリセットされた。
 「充実しています。1日1日をしっかりと過ごせていると思う」

 ―現状の違和感は。
 「メニューが増えたり、投げる強度が上がるにつれての部分なので。今は何の違和感なくできています」

 ―ブルペンで投げてみて。
 「感覚はよくないです。久々のブルペンですし、技術面に関してはよくないです。でも、投げられたというところで安心していますし、オフに入る前にしっかりここに持ってこられたというのは、良かったと思います」

 ―来季へ向けての意気込みを感じる。
 「内に秘めるものはあります。このまま終わってしまう訳にはいかない部分はあるので。一生懸命頑張りたい」

 ―ポジションは。中継ぎか、それとも。
 「いけと言われたところでいくだけです。自分で決めることではない。まずは1軍にいかないと何も話にならないので。キャンプインからアピールをしていけたら」

 ―球団からの言葉は。
 「しっかり頑張ってくれと。今のままではだめというのは当然で。しっかりと上で結果を残せるようにやってくれということだけです」

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