東尾修氏 西武ニールは左打者内角へカット気味の速球がくさびとなり復調 森脇はブルペンに欠かせない男に

[ 2020年10月2日 22:06 ]

パ・リーグ   西武1―0ロッテ ( 2020年10月2日    ZOZOマリン )

<ロ・西>西武先発のニール(撮影・沢田 明徳)
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 【東尾修 視点】7回無失点のニールは、投球内容もようやく持ち味を取り戻してきた。この日、軸となって効いていたのが左打者の内角にカット気味に入る速球。これがいいくさびとなり、相手打者に外の変化球をひっかけさせていた。

 ゴロアウトが代名詞のように言われるが、しっかり打者に差し込める速さと強さも持っている。この日はゴロアウト10に対し、フライアウトが6で、5三振。バランス的にはこれぐらいの方が、安定して抑えられると思う。四死球が5個あったが、決して全部無駄な四球ではない。勝負を避けるべき場面で選択したものもあり、コントロールも良かった。

 相手先発の二木の好投に乗せられたところもあったと思う。二木は球速は144、145キロというところだが、1メートル90の長身を生かした角度で打者に差し込めていた。両先発が互いに良かったから、ともにリズムも良くなった。

 プロ初セーブを挙げた森脇の、今季の貢献度は非常に大きい。社会人時代からコントロールは良かったが、去年はどこかひ弱に映った。プロとしての体力がついてきたのだろう。独特の間を持っており、相手打者は右腕が見えないのでタイミングが取りにくい。真っすぐ、フォーク、縦に大きく割れるカーブと3つの球種でストライクが奪えるのが魅力。残り試合は少なくなってきたが、ブルペンに欠かせない男として存在感を発揮している。(本紙評論家)

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