ENEOS 5年ぶり都市対抗へ王手、エース藤井が7回途中無失点 OP戦の屈辱バネに好投

[ 2020年9月15日 15:57 ]

社会人野球・都市対抗 西関東代表決定リーグ   ENEOS3―0東芝 ( 2020年9月15日    横浜 )

<東芝・ENEOS>6回1/3を無失点に抑えたENEOSの藤井
Photo By スポニチ

 ENEOSが5年ぶり50度目の都市対抗出場(11月22日開幕、東京ドーム)に王手をかけた。あす16日に三菱パワーを下せば、本大会出場が決定する。

 エース藤井聖(23、東洋大)が一塁ベンチから勢いよく飛び出した。昨夏の都市対抗4強・東芝を3投手で完封リレー。先発として6回1/3を2安打無失点と好投した藤井は、最後を締めた柏原史陽(27)とハイタッチを交わした。

 「すべてをこの予選にかけた。自分が思い切り投げれば打たれない」。2回2死二、三塁も東芝の9番・田中を直球主体で追い込み、この日最速タイ147キロで二ゴロに片付けた。

 屈辱をバネにした。8月28日、東京ガスとのオープン戦で2回1/35失点KO。逃げては痛打される投球パターンに、昨冬古巣に復帰した大久保秀昭監督(51)から「プロを目指すなら思い切って押せ」と諭され、左肘故障を引きずるのはやめた。4日前、指揮官から「不安だけどお前に任せる」と先発を通達されると「絶対やるんで見ていて下さい」と言い返した。

 スタンドには12球団スカウトが集結した。ヤクルトの小川淳司GMは「投げっぷりがいい。(直球、変化球と)投げ分けが出来る」と発言。スカウトを兼務する巨人・水野雄仁巡回投手コーチも「いい投手に違いない。きょうのような投球ができれば、いいと思う。あとは早い回から力んだ中でも空振りが取れれば…」と話した。楽天の部坂俊之スカウトは「フォームがダイナミック。真っすぐの球威も魅力でしょう」と評価した。

 チームは5年ぶりの東京ドーム切符まであと1勝。藤井は「去年、補強で都市対抗に出た時、球場で“ENEOS”の看板を見つけた。来年は自分のチームで絶対出るんだって」と三菱日立PSの補強選手で出場した本大会を思い出していた。名門復活へ、大久保監督とともに自軍のユニホームで躍動する。

続きを表示

「大谷翔平」特集記事

「始球式」特集記事

2020年9月15日のニュース