選手会が田沢ルール撤廃を申し入れ 12球団側も検討へ

[ 2020年8月5日 14:31 ]

田沢純一
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 日本野球機構(NPB)と日本プロ野球選手会の事務折衝が5日、オンラインで行われ、選手会側が「田沢ルール」の撤廃を申し入れた。NPB側も選手会からの申し入れを受け、検討していく意向を示したという。

 田沢ルールとは、ドラフト指名を拒否して海外のプロ球団と契約した選手は、退団後、一定期間、NPB球団と契約することはできない、とする12球団の申し合わせ事項。高卒選手は3年間、大学・社会人出身は2年間、ドラフト会議での指名を凍結される。

 選手会の森忠仁事務局長は「今の選手に直接というよりは、こういうルールがあることによって、今後職業として野球を選択する人にも影響してくることもある。撤廃するよう協議していただきたいと申し入れました」と要望した理由を説明した。

 選手会によると、今後はNPBの協約・ドラフト改定委員会に諮られ、改定の必要があればその後12球団で議論される見通しだという。「(選手会からの)申し出があったので、協議はするようです」と森事務局長はNPB側からの返答について明かした。

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