明石商・中森 体調不良でも7回無失点 阪神・和田豊TA称賛「甲子園でどんな投球をしてくれるか楽しみ」

[ 2020年8月5日 05:30 ]

兵庫大会4回戦   明石商7-0小野 ( 2020年8月4日    明石トーカロ )

<小野・明石商>   先発し、7回を無失点に抑えた明石商・中森  (撮影・成瀬 徹) 
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 各都道府県高野連が開催する代替大会は4日、12大会で72試合が行われた。兵庫では、明石商のプロ注目右腕・中森俊介投手(3年)が万全でない中、7回無失点の貫禄投球で8回コールド勝ち。最終試合となる5回戦に進出した。

 警部補・古畑任三郎の「なーんかおかしいですねえ」の決まり文句のごとく、中森は球場入り直後に狭間善徳監督に「気分が悪い」と異変を訴えた。だが、そこは並の投手ではない。経口補水液で回復を図ると、今夏最長の7回を投げ148キロを計測した速球主体に3安打無失点。7回まで1―0と緊迫した展開の中、三塁を踏ませなかった。

 「接戦の方が緊張感があって投げやすかった。二塁に走者がいたら失点してはいけないと力が入りました」

 3回2死一、二塁では146キロ直球で左飛。5回2死二塁ではカウント2―1から145キロ速球を3球続け見逃し三振に退けた。8球団スカウトが視察する中、阪神の和田豊テクニカルアドバイザー(TA)から「甲子園でどんな投球をしてくれるか楽しみ」と称賛された。

 中学時代に母・美幸さん(41)の影響で“はまった”推理ドラマで、一番のお気に入りは「古畑任三郎」。イチローが出演した回も「最初はイチローさんが本人名義で出演する予定ではなかったんです」と裏話も知るほどで「打者の雰囲気をよく観察できていたと思う」と打者を精神的にも追い込み「以上、中森俊介でした」と言わんばかりに81球で勝利へと導いた。

 甲子園交流試合を含め、最後の夏もあと2試合。指揮官から「少ない」と尻を叩かれている完封のハッピーエンドは、最後の最後にとっておけばいい。 (北野 将市)

 《兵庫代替大会は8強で打ち切り》兵庫県の代替大会は8強が出そろったところで打ち切られる。この日は明石商など7チームが16強入りを決め、残り9試合は後日に実施される。最終5回戦について兵庫県高野連の笠間龍夫事務局長は「カードによるが、できるだけ対戦校同士から近い場所で開催できるようにしたい」と最後まで新型コロナウイルス感染防止のため、試合日時と球場を非公表とした。

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