オリのA・ロッド 超低弾道サヨナラ弾 ベンチからの「走れ」に走らず、バット投げ!

[ 2020年7月11日 05:30 ]

パ・リーグ   オリックス4-3日本ハム ( 2020年7月10日    京セラドーム )

<オ・日(4)>9回2死一、二塁、左越えにサヨナラ3ランを放ったロドリゲス(撮影・井垣 忠夫)
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 悠々とダイヤモンドを一周したオリックス・ロドリゲスは、ヘルメットを思い切り上空へ放り投げてから本塁を踏んだ。9回2死無走者から連続四球で生まれたミラクル弾。客席では、禁止行為のハイタッチをしてしまうファンも出るほど熱狂させた殊勲の助っ人が、来日初のお立ち台で最高の笑顔を見せた。

 「感触はサイコーだよ。とにかく自分の仕事をするだけだと思って打席に入った。打った瞬間、入ると思ったよ。こうしてファンの方が球場に初めて来る日に、この結果を出せて興奮しているよ」

 2点を追う9回2死一、二塁、カウント1ボール2ストライクから秋吉の外角低めに沈むチェンジアップを強振した。打球は左翼フェンスぎりぎりの低弾道にもかかわらず一塁方向へ余裕の表情で歩き出した。ベンチから「走れ!走れ!」の大号令の中、左翼席最前列に突き刺さる衝撃ライナーを見届けると、一塁側ベンチに向かって“ほら、入っただろ”と言わんばかりにバットを放り投げた。西村監督からも「絶対に負けられない試合で、最高のゲームになった。お客さんが入った最初の試合で、こういう勝ち方ができて良かった」と最敬礼された。

 チームは07年7月以来となる13試合連続本塁打。最下位ながら2カード連続勝ち越しも見えてきた。「お客さんのエネルギーはすごく感じた。ファンのために試合をするのが(プロの)試合。エネルギーを感じながらプレーすることができたよ」とロドリゲス。声援を背に、頼れる助っ人が上位浮上のキーマンになる。 (湯澤 涼)

 《1日3本のサヨナラ弾は史上3度目》ビシエド(中)が広島戦、ロドリゲス(オ)が日本ハム戦、柳田(ソ)が楽天戦でサヨナラ本塁打。1日にサヨナラ本塁打3本は67年9月10日に藤井栄治(神)、高木守道(中)、鎌田豊(広)、19年9月4日に田村(ロ)、山田哲(ヤ)、筒香(D=現レイズ)がマークしたのに続き史上3度目だ。それぞれの1日の試合数は67年が12試合、19年が6試合となっており、今回の5試合は最少試合数となった。

 《山田は699日ぶり白星》サヨナラ劇を呼び込んだのは山田の好救援だった。1―3の9回に登板し1回無失点で18年8月11日以来699日ぶりの勝利を飾った。2四球などで1死満塁を招き、中田と対峙(たいじ)した絶体絶命の場面で二直。最後は渡辺を三ゴロに仕留めた。西村監督も「中継ぎもよく投げてくれた」と絶賛した。

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