全国一斉に打ち上げられた花火、主不在の北別府家にも届く 妻・広美さん涙止まらず

[ 2020年6月1日 20:52 ]

北別府学氏
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 広島のエースとして通算213勝を挙げ、1月に公表した成人T細胞白血病治療のため5月19日に骨髄移植を受けた北別府学さん(62)のブログが1日、妻・広美さんによって更新され、新型コロナウイルス終息の願いを込めて同日午後8時に全国で一斉に打ち上げられた花火の音が主不在の北別府家でも聞こえたと報告した。

 「我が家でも聞こえました」と書き出した広美さんは、花火そのものは映っていないものの、一瞬パッと光り輝く夜空の動画を添付。「全国の花火師の皆さんありがとうございました。主人も病室で聞こえていたと思うと泣けて仕方がありませんでした」と涙が止まらなかった様子をつづった。

 北別府さんは5月19日に息子をドナーとする骨髄移植を受けた。新型コロナウイルス感染予防のため病院での面会禁止が続く中、広美さんは5月24日に初めて北別府さんからLINEが届いたことを同日のブログで明かし「LINEの文面は意味不明の箇所も多く、多分まだ朦朧としているのかもしれません」と報告。

 5月27日にはやはり夫のブログを代わりに更新して「電話がかかってきました!!」「『なんで電話に出んのんや』着信に気付かず折り返したら怒られました。怒られてこんなに嬉しかったのは初めてです。ほんの短い電話でしたが生きてる。着実に回復している。そう感じる事ができました」と安どしていたが、その後再び連絡が取れなくなったそうで「実は主人はまだ苦しみの真っ只中にいます。一度だけ電話があって以来、電話もなくメールも既読になりません。とうとう、携帯の電源が切れた際には、私はパニックになってしまい詰所まで行ってしまいました。看護師さんに大丈夫ですよ、小さな声ですが喋っておられますよと教えてくださいました」とその後についてもつづった。

 「その後、担当医の先生からも説明があり今週末くらいから白血球が上がり少しずつ元気になりますとの事でした。移植後、殆ど食事を摂れず腸炎を起こしてしまっていますが、幾度も苦しい勝負を乗り切ってきた主人のことですから何とか乗り切ってくれると信じています」と広美さん。

 「お祭りとか中止になり大変な最中にこの様な企画をして頂きまして誠にありがとうございます。心よりお礼を申し上げます。そして、主人のブログにいつも優しいコメントをくださる皆様、本当にありがとうございます」と全国の花火師、そして夫を応援してくれているファンやブログ読者にお礼を述べた後で「今夜の花火のおかげで気持ちも落ち着き、やっとお礼を言うことができました」と締めくくった。

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