甲子園で“再会”直接対決また大谷に軍配 藤浪から二塁打2本 試合は阪神が快勝

[ 2020年5月31日 05:30 ]

今年は見られない セVSパ 交流戦名勝負10選   日本ハム1―7阪神 ( 2013年5月26日    甲子園 )

阪神先発の藤浪晋太郎投手(手前)から右中間二塁打を放つ日本ハムの大谷翔平外野手(投手)
Photo By 提供写真

 12年春のセンバツでの対決から431日。聖地・甲子園と4万6512人の大観衆が成長した2人の勇姿を見守った。3日前に投手として衝撃の157キロデビューを果たした日本ハム・大谷は、初のクリーンアップとなる「5番・右翼」で先発。故障離脱していた阪神・藤浪は、ライバルとの対決に合わせたかのように21日ぶりに復帰マウンドに立った。

 ここまで打率3割超えの二刀流ルーキーは、第1打席こそ左飛に倒れるも、4回に左翼線二塁打を放つと、6回も痛烈な右中間二塁打。「もうちょっと弾道が上がってくれれば。ちょっと打ち損じたかな」。右翼席に放り込んだセンバツの再現はならなかったが、打者としても非凡な才能を見せつけた。

 直接対決では大谷に軍配が上がったが、藤浪は自己最速タイの153キロを計測し、7回1失点で勝利投手に。大谷に打たれたのはいずれも走者なしの場面で、大量リードもあって直球しか投げなかった。「プロの選手だと思った」と称えつつ「結果として得点にならなかったので」とプライドをのぞかせた。

続きを表示

この記事のフォト

2020年5月31日のニュース