球界最年長の阪神・福留 シート打撃で「40代対決」能見から中前打! 二盗失敗も「確認作業」

[ 2020年5月27日 05:30 ]

シート打撃で中前打を放つ福留(阪神タイガース提供)
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 阪神は26日、「集合練習」2度目のシート打撃を行い、福留孝介外野手(43)が1安打に、二盗も試みる(結果は盗塁死)ハッスルぶりを見せつけた。球界現役最年長の百戦錬磨は、異例の調整過程でも状態をキープ。開幕が決定したことを「素直に嬉しい」と話し、6月19日からの逆算モードに入った。

 福留はためらわずにスタートを切った。43歳が迫力の全力疾走で二塁へ突進。惜しくもアウトにはなったが、大ベテランのハッスルプレーに「3密」に注意しながらの練習が続く甲子園が沸いた。

 「まあ、盗塁は今の自分の状況がどうかという確認作業なので。特に何ってことはないけど、故障があるわけでもないので」

 球団を通じての談話からも、いつもの涼しい顔が思い浮かぶ。まだ「集合練習」4日目のシート打撃。本格的にギアを上げるのはこれからでも、打力、守備力だけではなく、足でも健在ぶりを示しておくあたりが福留らしい。第2打席で谷川から四球を選び、すかさず二盗にトライ。坂本に刺されはしたものの、チーム活動停止などのブランクをまるで感じさせなかった。

 4月26日に現役最年長の43歳となり、プロ22年目で初めて誕生日後に開幕を迎えることになった。そこからさらに1カ月が経過し、ようやく前日のオンラインによる12球団代表者会議で6月19日開幕が決定。率直な胸の内を言葉にした。

 「この状況の中で、開幕して野球ができるということは、素直に嬉しいと思う。他のプロスポーツなどがいろいろある中で、プロ野球が先陣を切って開幕するということになれば、しっかりした覚悟というか、意識を持ってやっていかなければいけないと思っています」

 シート打撃の第1打席では能見との「40代対決」で鮮やかな中前打。百戦錬磨らしく、変則的で限定的な調整過程となっても、ぶれることはない。

 「今、自分のできることをしっかりと現状はできていると思う。自分の中ではゲーム勘などが今後は出てくると思うので」
 近年は休養日を挟みながらの出場が続いていた中、今季は試合数が120に短縮。夏場も得意としており、いきなり大暴れが期待されるが「120試合戦う上で、どれだけスタートで勢い付けられるかが大切だと思いますけど、1番気を付けないといけないのはケガなんで」と、地に足が付いている。誰もが経験のない異例尽くしのシーズン。そんな年だからこそ、頼もしい男が猛虎にはいる。(山添 晴治)

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