リハビリに励む中日・木下雄 コロナ禍にも動じず、描く復帰プラン

[ 2020年4月10日 09:30 ]

回転椅子に左足を乗せ、ネットスローを行う中日・木下雄
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 3月に左足首の手術を受けた中日の木下雄介投手(26)が、懸命にリハビリに励んでいる。

 ナゴヤ球場の室内練習場。松葉づえ姿の右腕は座面がくるくる回転する椅子に左足を乗せ、ネットスローを繰り返した。「指先の感覚が衰えないようにしないと」。もともとは座面が固定されている普通の椅子を使っていたが「何か違う」と模索。「腰の回転が効く」とウエートルームにあった回転椅子を持ち出し、よりリハビリが進む方法を見つけた。

 育成から支配下選手となって3年目。今年に懸ける思いは人一倍だった。救援投手の一角として期待された昨季は右肩を痛め、1軍登板はわずか5試合。それでも痛めた患部は順調に回復し、今季は春季キャンプの1軍スタートを勝ち取り、練習試合やオープン戦でも結果を残していた。

 アクシデントが起こったのはキャンプ最終盤の2月25日。ノック中に左腓骨筋腱を脱臼した。3月10日に手術を受け、現在は患部をギプスで固定し、松葉づえで生活する。

 順調に調整が進んでいた中での故障。だが、木下雄はネガティブな発言を一切しない。「まず、開幕が1カ月延期というのが決まって、焦らなくていいというのはありましたね」。手術直前の3月9日に、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で3月20日に予定されていた開幕が4月24日を目指すことが決まった。その後、感染拡大は止まらず、開幕日は6月にずれ込む見通しとなった。「これ以上、延期になると試合数が減るかもしれない」と不安はあるものの、けがで出遅れた右腕にとってはリハビリに専念できる時間ができた。

 ギプスで固定されている左ふくらはぎは、1カ月も経たないうちに右足に比べ、4センチも細くなった。右投手にとって左足は踏み出す方。脱臼を繰り返さないよう慎重にならなければならない。

 それでも「5月末にはブルペンに入りたい。実戦復帰は7月には」と復帰プランを描いている。未曽有のコロナ禍にも動じず、今季中に1軍マウンドに戻ることだけを考えている。(記者コラム・徳原 麗奈)

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