大リーグ 20年限定でリーグ再編 フロリダ、アリゾナ両州に30球団集め無観客試合検討 米メディア報道

[ 2020年4月11日 00:31 ]

エンゼルスの大谷翔平
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 新型コロナウイルスの影響で開幕が遅れている大リーグ機構(MLB)がキャンプ地のフロリダ、アリゾナ両州に全30球団を集めて無観客でレギュラーシーズンを行うことを検討していると、全国紙USAトゥデー(電子版)が10日(日本時間同日深夜)に報じた。

 検討案は今季に限り、両州でキャンプを張る15球団ずつにリーグを再編し、3地区ずつに分けて争うもの。両リーグとも指名打者制が採用され、レイズ、マーリンズ、ダイヤモンドバックスの3球団の本拠地を含む26球場を使用する。大谷が所属するエンゼルスと秋山が所属するレッズは、同じアリゾナの西地区となる。この案の説明を受けたエンゼルスのトニー・ラルーサ・シニアアドバイザーが「このように分ければ開催は可能になる。ユニークなシーズンになる」と話しているという。

 各球団がキャンプ地で試合を主催できることや、開幕前に従来のキャンプのように練習やオープン戦を行えることが利点。アリゾナの各キャンプ地は飛行機移動を伴わず、車で1時間以内で移動できる距離にあり、感染リスクを大幅に減らすことができる。ポストシーズンはワイルドカードゲームを増やしたり、全30球団でトーナメントを行うプランもあり、11月下旬にドーム球場でワールドシリーズを行う予定という。

 アリゾナ州フェニックス近郊に全30球団を集めて無観客による公式戦開催案も協議されたが、酷暑などが課題とされていた。
 

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2020年4月10日のニュース