西武・佐藤が挑む「高い壁」 山川と過ごす時間は嘘をつかない

[ 2020年2月22日 10:00 ]

特打を行う西武・山川
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 14年ぶり球団復帰の松坂の動向が注目された西武・南郷キャンプ。その中で「高い壁」に挑むある若手選手の言葉が強く印象に残っている。

 「最後の1人になるまで練習しようとすると、結局、山川さんと練習時間が同じになる」。13日の紅白戦で、左翼席に2ランを突き刺した2年目、佐藤龍世内野手の言葉だ。

 今キャンプ、練習時間の長さを痛感した。早朝、全体練習に、個人練習、そこから延長戦ともいえる「おかわり」練習。昨年までサッカー取材が多かった記者には驚きだった。

 そして、その中心にいたのが3年連続本塁打王を狙う山川。午後3時過ぎに「これからが本当のキャンプ」と発し、室内練習場で午後7時過ぎまで打撃練習を続ける姿を、何度も目撃した。

 佐藤は、その夕方以降、富士大の先輩・山川と競うようにバットを振っていた。「頑張っているけど、まだまだ。打撃の下半身は振って振ってつくる。それがね。(昨季首位打者の)森とほぼ同じ体型でしょ。じゃあ何が足りないの?をどう考えるか」。山川は後輩をこう評した。「振って振って」打撃の基礎をつくってきた山川流を、佐藤は今、体に叩き込んでいる最中だ。

 恵まれた環境だ。日本を代表する大砲とともにバットを振る。そして激励を受ける。佐藤が守る三塁には、昨季打点王のベテラン・中村が君臨する。新人の昨季は52試合出場で先発は13試合。定着への壁は高い。だが思う。「山川と過ごす時間は嘘をつかない」。

 最後の1人になるまで取り組む練習で、おかわり超えを狙う。報われる日が来ると信じられる光景を毎日のように見てきた。(記者コラム・大木 穂高)

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