日本ハム・斎藤 「がむしゃら」4K 新球カーブにも手応え

[ 2020年2月10日 05:30 ]

練習試合   日本ハム8―4阪神 ( 2020年2月9日    宜野座 )

<神・日>藤浪(右)の前で力投する斎藤佑(撮影・北條 貴史)
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 必死だった。テーマは「抑えること」。ただそれだけを考え、日本ハム・斎藤は腕を振り、結果を出した。

 「久しぶりに試合に入り込んで、必死で内容は覚えてない」
 チーム今季初の対外試合での先発。阪神・藤浪との甲子園V腕対決も「刺激になった」と言う通り、2回を1安打1四球で4奪三振の無失点。プロ10年目に懸ける熱い思いが37球に込められていた。

 その象徴となるのがカーブだ。2回、今季解禁した新球を糸原への初球と北條への2球目に投げた。ともにボールだったが「使えそうな予感がする」と強調。特に、北條へ1ストライク後に投じた100キロのカーブは「高めに抜けたけど、その後の配球を組み立てられた」。緩急をつけ、最後はスライダーで空振り三振に斬った。栗山監督も「ベースになる直球が指にかかっていた。ああなれば落ちる球も生きる。がむしゃらな感じもよかった」と評価した。

 カーブを生かすため、斎藤は「今年は死球が増えるかもしれない」と内角を直球で攻めることも宣言した。次回は15日の1、2軍合同紅白戦(国頭)の予定だ。 (秋村 誠人) 

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2020年2月10日のニュース