日本ハム・栗山監督 「超二流」で日本一誓う 三原イズム継続 選手個々の能力最大限引き出す

[ 2020年1月26日 05:30 ]

故三原脩氏の墓参りに訪れた栗山監督(撮影・森沢裕)
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 日本ハム・栗山英樹監督(58)が25日、東京都内で名将・三原脩氏の墓参りをした。監督就任時から今年で9年連続の墓参。尊敬してやまない名将のように、選手の能力を最大限に引き出して勝ち切ることを誓った。

 「選手にとって一番いいものを見つけてあげる。そして勝ち切ります」。花を供え、静かに手を合わせた栗山監督には、明確な思いがあった。いかに個々の能力を生かすか。その一点に心血を注ぐ。

 二刀流・大谷(現エンゼルス)が躍動して日本一になった16年から4年が経過。昨年は8月以降に急失速して5位に終わった。常識にとらわれ、選手の力を引き出し切れていないのではないか、との反省がある。「三原さんは知恵と工夫、戦力の足し算で勝った。その発想は消さない」。栗山監督が着目するのは、59年に最下位だった大洋(現DeNA)を翌60年に日本一へ導いた戦い方だ。一人一人の持つ突出した能力を巧みな采配で結集。名将は選手たちを「超二流」と呼び、勝ち切った。それに倣い、「栗山流オープナー」や極端なシフト以外の策でも選手の能力を最大限に引き出すつもりだ。

 その上でポイントに挙げるのがプラスアルファの力。「それがないと優勝はない」。期待するのは若い力であり、中でも清宮の覚醒は欠かせない。栗山監督は「今年は必ず打つ」と言い切った。

 「三原さんに“おまえ、勝ち負けだけにとらわれてるんじゃないのか”と言われた気がする」。選手たちを躍動させ、力を結集し、勝ち切る。そして今秋、墓前に報告するのは日本一しかない。 (秋村 誠人)

 ▼超二流 「魔術師」と呼ばれた名将・三原脩氏が60年、前年まで6年連続最下位だった大洋(現DeNA)の監督に就任。前年0勝の権藤正利をリリーフで使い、新人の近藤昭仁を二塁で起用、正遊撃手だった麻生実男は代打専門など、個々の選手の突出した能力を巧みに引き出す采配でリーグ優勝した。三原監督はこうした選手を「超二流選手」と呼び、大毎(現ロッテ)との日本シリーズでも4連勝。プロ野球史上初の前年最下位チームによるリーグ優勝&日本一を達成した。

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