阪神・藤浪 152キロ!巻き返し誓い連日のようにブルペン入り「良い感じ」

[ 2020年1月22日 05:30 ]

ブルペンで投げ込む藤浪(撮影・大森 寛明)
Photo By スポニチ

 阪神の藤浪晋太郎投手(25)が21日、鳴尾浜球場でブルペン入りし、弾道測定器「トラックマン」で直球の球速152キロを計測した。巻き返しを期すシーズンへ向けて並々ならぬ気合で調整を進める右腕。周囲を驚がくさせる“爆速”仕上げで、キャンプインするつもりだ。

 ここは1月中旬の寒風吹きすさぶ鳴尾浜球場で間違いない…。そんな当たり前の確認が必要なほど、藤浪が1人だけ“スピード感”の違う別格のパフォーマンスを披露した。

 152キロ――。チームメート、球団スタッフらも驚嘆する信じられない数字が叩き出された。キャッチボールを終えると、早々と鳴尾浜球場のブルペンへ。この日は春季キャンプで1、2軍そろって導入されることが決まっている「ポータブルトラックマン」による計測も行っていた。

 セットポジションから腕を振り直球を投じていくと、球速などが即座に表示されるタブレット端末を持った小宮山ブルペン捕手と、その数値を気にしていた坂本らから驚嘆の声が漏れ始める。その中の1球が152キロを計測したという。視察していた香田2軍投手コーチも「何球も150キロ超えたね。速かった」と目を細めた。

 スピードが全てではない。自主トレ期間で同コーチも「これからでしょう」と多くを語ることはなかった。それでも「彼も期するものがある。それは感じてる」とうなずいた。ともすれば意味のないとも言える「152」という数字に、今季への思いを感じ取ることができるのもまた確かだ。

 投球の終盤には「実戦的なところも増やしていかないといけない」とクイック投法も試した。カーブ、スライダー、フォーク、カットボールと持ち球もすべて試した全54球。今後は変化球にも注力していくつもりで「まだまだ、精度は低いですけど自分が安定して信頼できる球を作っていかないとというか、ある程度、球種が決まっているので精度を上げていきたい」とビジョンを口にした。

 15日からは3日連続となる投球練習を行い、17日には年明け最多となる71球を投じた。例年にはないアプローチを敢行しているのも、危機感の表れに他ならない。昨季、0勝に終わった男にとって、一歩の後退も許されない“春”が間近に迫ってきている。

 「(仕上がりは)何%ということはないですけど、良い感じではきています」。決して表に出さずとも、心は静かに燃えている。(遠藤 礼)

続きを表示

「大谷翔平」特集記事

「始球式」特集記事

2020年1月22日のニュース