PL学園野球部復部へ 桑田真澄OB会長、教団側が明言に「希望と目標ができた」

[ 2020年1月12日 05:30 ]

PL学園OB会総会の冒頭であいさつする桑田真澄氏(撮影・北條 貴史)
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 春夏の甲子園で7度の全国制覇を誇り、現在は休部中のPL学園野球部OB会総会が11日に大阪市内で開かれ、桑田真澄OB会長(51)が復部に向けた準備に入った経過を報告した。「教団側も復部に向けて、いろいろと準備をしていることが分かった」と明かした。

 昨年1月に就任した桑田会長は野球部復活へ精力的に動いてきた。OBの思いを訴えるため、チームをつくり、マスターズ甲子園に参戦。昨年11月9日の甲子園登場ではスタンドに名物の人文字、ブラスバンドも復活しOBの総意が野球部復活にあるとアピール。学校の設立母体のPL教団と複数回にわたって対話の場を持ち「はっきりと“復部を考えています”と言っていただいた。OBも全面的にバックアップしていきたい」と語った。

 同校は甲子園に春、夏通算で37度出場し、計96勝は史上3位。しかし不祥事や部員の減少などもあって2016年夏を最後に休部、17年3月に大阪府高野連を脱退した。「具体的なタイミングや部の体制は教団が模索している段階。いつとは分からないけど、希望と目標ができたことだけでうれしい」と語り「設備も老朽化しているし、しっかりとした体制をつくることも大事。早さを競うときじゃない」と時間をかけて名門復活に取り組む。

 ◆主な出席者 桑田真澄、中村順司、片岡篤史、立浪和義、野村弘樹、宮本慎也、入来祐作=敬称略、順不同=

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