広島・誠也 背中で引っ張る!男気25歳 黒田&新井の道 レジェンドのイズム継承

[ 2020年1月12日 05:30 ]

ノック中に笑顔を見せる(右から)鈴木誠、野間、永井
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 広島・鈴木誠也外野手(25)が11日に宮崎県串間市内で野間、曽根、永井との自主トレを公開し、「黒田&新井道」の継承を誓った。8年目を迎え、大先輩の黒田博樹氏(44)、新井貴浩氏(42=本紙評論家)と同様に後輩の手本となる役割を自覚。個人成績よりもチームの勝利を最優先に考える姿勢を背中で示していく決意を明かした。

 愚直なまでに野球と向き合い続ける鈴木誠の姿勢は、ナインへのメッセージにもなる。昨オフまで参加したソフトバンク・内川との合同自主トレを“卒業”し、自ら中心となって野間らとキャンプに備える日々。「考えたこともない」とリーダーの役割は否定しても、影響力は十二分に理解していた。

 「プレーや練習とか、いろんなところでしっかりできていれば、それを見た後輩たちもやってくれると思う。僕は黒田さん、新井さんの姿を見てしっかりやって来られた」

 15年に復帰した黒田、新井両氏が精神的支柱となって翌16年に25年ぶりのリーグ優勝。18年まで3連覇を成し遂げた。今回の自主トレには曽根、永井の後輩が同行。大先輩の背中から学んだことを伝える立場に変わった。

 「優勝している時は、自分のことだけを考えている選手は少なかった。チームのためにやった方が(個人の)成績も良くなると思っている。去年、丸さん、新井さんと2人のレギュラーが抜けた。新しく入る選手が自分のことだけを考えていたら正直厳しい」
 昨季4位に甘んじたことで大先輩の教えを改めて大切にした。真摯(しんし)な姿勢は練習内容からも明らかだった。「だいぶハード。こっちの方が(昨オフより)きついかもしれない」。負荷の高い体幹トレーニングを重点的に取り入れ、連日の打撃練習でスイング量も豊富だ。

 「もう少し(練習を)やっておけば、良かったという時もあった。そこに早く気付けたので教えてあげたい。侍も経験して話も聞かせてもらった。引き出しが増えているので、そういうことも伝えられたらいいと思う」

 昨季は首位打者と最高出塁率で初タイトルを獲得し、プレミア12では4番として侍ジャパンの世界一にも貢献。今年はV奪還の目標に加え、東京五輪の大舞台も待つ。「首位打者は狙っていない。結果ではなく、それまでのアプローチをしっかり完璧にできれば、それだけで満足です」。筋の通った信念は、佐々岡監督を迎えた新体制でも4番にふさわしい。(河合 洋介)

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