阪神・梅野、生え抜き捕手初の1億円到達 来季はGG賞&ベストナイン“2冠”照準

[ 2019年12月17日 05:30 ]

契約更改交渉後の会見で質問に答える梅野(撮影・坂田 高浩)
Photo By スポニチ

 チームの顔や! 阪神の梅野隆太郎捕手(28)が16日、西宮市内の球団事務所で大トリでの契約更改交渉に臨み、5000万円アップの年俸1億円(推定)でサインした。球団の生え抜き捕手では史上初の大台到達に「金額と評価をプレッシャーに感じながら、それをはねのけるくらいのプレーを」と意気込んだ。来季目標にリーグ優勝を掲げ、ゴールデングラブ賞とベストナインのダブル受賞にターゲットを絞った。

 大台到達の喜びと同時にふつふつと沸き上がったのは責任感だった。梅野の表情が和んだのはほんの一瞬だけ。昇給分の使い道を問われると「結構物欲がある方なのでいろいろ買いたい」と笑った。心に宿したのはチームを背負う覚悟と情熱。選手会長は力強い言葉をマイクに乗せた。

 「大台に達しました。3年しっかりやったら一流と言われるところで、球団から評価していただいた。評価をされるには試合に出続けなければいけないし、そこで成績を残さなければならないシビアな世界。この大台を目標にこの世界に入ってやってきたので本当にうれしく思います」

 今季は129試合に出場。打率・266、9本塁打、59打点といずれもキャリアハイの数字を叩き出し、2年連続ゴールデングラブ賞にも輝いた。開幕4戦目で左足薬指を骨折。昨季終盤に負った右手首の疲労骨折も完全に癒えない中、全力で走り抜いた。4月9日DeNA戦でサイクル安打も達成。123補殺は日本記録だ。記録には頓着しないが「意識してできた補殺記録と意識なく達成できたサイクル安打はうれしい」とうなずいた。

 「(後輩の)見本でありたいですし、先頭に立ってやっていきたい。捕手としてやらなければならないのは、チームを優勝へ導くこと。2位も6位も同じだと思うので、優勝を目指したい。また来年もキャリアハイを目指して頑張りたい」

 来季目標にリーグ優勝を据える一方で、個人ターゲットはゴールデングラブ賞とベストナインの2冠だ。「ダブル受賞は捕手として一番の評価」と鼻息は荒い。その双肩にかかる期待の大きさはひと言に集約される。谷本修球団本部長は「文字通りチームの顔」と称えた。「金額と評価をプレッシャーに感じながら、それをはねのけるくらいのプレーを」。のしかかる重圧でさえ力に変える。梅野はそれができる男だ。 (吉仲 博幸)

続きを表示

「大谷翔平」特集記事

「始球式」特集記事

2019年12月17日のニュース