侍J、10年ぶり世界一!東京五輪金へ弾み 稲葉監督男泣き ぶれぬ信念に宿った結束
第2回WBSCプレミア12決勝 日本5-3韓国 ( 2019年11月17日 東京D )
Photo By スポニチ
稲葉監督が泣いた。侍ジャパンは17日、決勝で大会連覇を狙う韓国と対戦し、5―3の逆転勝ちで大会初優勝を果たした。トップチームの世界制覇は09年の第2回WBC以来、10年ぶり。信念の采配を振った稲葉篤紀監督(47)のもと、固い結束力で初回の3点のビハインドをはね返した。20年7月29日に開幕する東京五輪で金メダル獲得へ、侍が自信と誇りを取り戻した。
歓喜の瞬間はにじんで見えた。稲葉監督の胸に、両目に、熱いものがこみ上げた。勝利の儀式を終えると、マウンドへ。笑顔の指揮官が8度舞った。
「最高です。就任から2年、このプレミア、そして来年の五輪に優勝したいという思いで過ごしてきました」
打撃コーチだった15年のプレミア12は準決勝で韓国に3―0とリードした9回から逆転負けを喫した。この夜、3失点と不安定だった先発・山口を初回で交代させ、2回からは高橋礼。「後ろにみんながいる。総力戦ですし決断しました」。流れを変え、3点差を逆転し雪辱を果たした。
始まりも「苦渋の決断」だった。5日開幕ベネズエラ戦。2点を追う8回1死満塁で不振を引きずる坂本勇に打席が回ると、同じ右打者の山田哲を代打に送った。「苦渋の決断だった。でも勇人も分かってくれている」。坂本勇もベンチで暗さは見せず声を張った。
だからこそ、勝利の瞬間に浮かんだのは選手たちの顔だった。「哲人、浅村は慣れない一塁。外崎も三塁や外野。他の選手も投手も慣れないポジションでやってくれた。みんなが世界一に一生懸命だった」。勝負師であり、人情家。開幕前には金子ヘッド兼打撃コーチが「監督が一番心中したかった選手」と言う秋山が死球骨折で離脱した。核を失ったが、追加招集の丸が体を張って全試合中堅で先発出場。数々のピンチ、苦難を越え、そんな指揮官の下だからこそチームは結束した。
侍らしく襟を正し戦った。10月31日の強化試合カナダ戦。練習前に全員を集め説いた。「我々はジャパンとして日の丸を背負い戦う。みんなで国旗を見て、国歌を歌おう」。稲葉監督自身が脱帽し右手を下げ、国歌を歌う。全員がその姿に倣った。就任以来、ツバ吐き禁止、ベンチでの帽子とユニホームの着用を指示してきた。ベネズエラ戦では球審までの距離が遠く、交代を告げる際に指笛を吹いた。逆襲の流れを止めたくない思いから出たものだが「人を指笛で呼ぶことは良くない。やめます」と翌日にすぐ自ら禁じた。
「野球界のトップチームとして鑑(かがみ)でなくてはならない」。信条はぶれない。そして鑑であるために何より必要なことが、勝利であり結果だと信じてきた。「侍ジャパンは勝利至上主義」と繰り返し、09年第2回WBC以来10年間遠ざかっていた国際大会のタイトルを求めた。
「来年五輪があります。世界一が獲れるようしっかり準備をしていきたい」。稲葉監督の目はまだ、赤い。ただ視線の先にある20年8月8日、東京五輪決勝、横浜スタジアムでの決戦。その輪郭はぼやけず、はっきりと見えた。(後藤 茂樹)
▼中居正広(侍ジャパン公認サポートキャプテン)しびれました。大味の試合にはならないと思っていたので、序盤は素人では想像のつかない展開でした。山田選手のホームランはびっくりしました。状態が上がってきていたので、打ててよかった。来年には五輪が控えていますが、今は(余韻に)ちょっと浸っていたいです。
▼丸 なかなかチームの力にはなれなかったけど、国際大会でその一員になれることはなかなかない。今大会で得たことを今後に生かしたい。
▼坂本勇 チームが勝ったことが一番。今回初めて代表で優勝を経験して、想像以上にうれしかった。
▼会沢 めちゃめちゃうれしい。(初回3失点で)逆にあれで僕が冷静になれた。日本の投手は頼もしい。僕も助けられた。
▼高橋礼(2番手で2回無失点)もちろん最初から準備をしていた。ストライク先行で相手の勢いを止めようと思った。
▼田口(3番手で2回無失点)どういう場面でもすぐ試合に入っていけるように準備していた。
▼中川(4番手で1回無失点2奪三振)チームが勝ったので、それだけで十分です。緊張はした。でも、少しはチームのためになれたかなと思います。
野球の2019年11月18日のニュース
-
広島ドラ4韮沢仮契約 交渉の席では「鯉のぼり最中」&錦鯉と記念撮影 “コイ尽くし”で決意表明
[ 2019年11月18日 21:09 ] 野球
-
11月18日の契約更改
[ 2019年11月18日 21:00 ] 野球
-
中大・五十幡 東海大・海野から盗塁決めるも逆転負け
[ 2019年11月18日 20:54 ] 野球
-
巨人ドラ3・常総学院の菊田が仮契約 右の長距離、背番号は西武・中村と同じ60
[ 2019年11月18日 20:15 ] 野球
-
中日 アロンゾ・パウエル氏が来季の打撃コーチに 23年ぶり古巣復帰
[ 2019年11月18日 19:51 ] 野球
-
中日・浜田達 4年ぶり支配下登録選手として再契約「来年も頑張ってくれと言われました」
[ 2019年11月18日 19:30 ] 野球
-
中日・岡田 1200万円増でサイン シーズン後半から守護神も来季は「特にそこは思っていない」
[ 2019年11月18日 18:43 ] 野球
-
関大 47年ぶり明治神宮大会勝利 早瀬監督「ようやく勝てました」
[ 2019年11月18日 18:09 ] 野球
-
巨人・岡本 北村とともに1時間20分、300本以上のノック受け「また頑張ります」
[ 2019年11月18日 17:53 ] 野球
-
中日・遠藤は500万円増 自己最多108試合に出場「良い経験させてもらった」
[ 2019年11月18日 17:29 ] 野球
-
中日・又吉 1650万円減でサイン 大幅減も納得の表情「来季、取り返すしかない」
[ 2019年11月18日 16:57 ] 野球
-
ソフトB「鷹の祭典2020」「タカガールデー」の日程発表
[ 2019年11月18日 16:52 ] 野球
-
中日・堂上 複数年契約の2年目、現状維持でサイン 自己最多12本塁打、来季は「優勝を目標に」
[ 2019年11月18日 16:31 ] 野球
-
天理・河西 大会記録の1試合3本塁打 サヨナラ負けも9回には同点アーチ
[ 2019年11月18日 15:30 ] 野球
-
DeNA・大貫 1330万円増の2530万円でサイン 豪州リーグに参加中、スカイプ会見
[ 2019年11月18日 15:08 ] 野球
-
巨人・山口、メジャー挑戦を正式表明「私の夢」 原監督「大黒柱の門出を祝す」
[ 2019年11月18日 14:07 ] 野球
-
DeNA浜口 450万円増の5500万円でサイン「必ずリーグ優勝、日本一を」
[ 2019年11月18日 14:03 ] 野球
-
巨人・山下、180万円増の600万円 オフは丸に弟子入り
[ 2019年11月18日 13:33 ] 野球
-
巨人・黒田 25万円増の265万円「守備でも打撃でもまだまだだ」
[ 2019年11月18日 12:53 ] 野球
-
巨人・増田 現状維持650万円 オフに坂本勇に“弟子入り”「楽しみで仕方ありません」
[ 2019年11月18日 12:50 ] 野球
























