中日育成1位・松田 名大初のプロ選手、支配下誓い「下から這い上がっていかなければ」

[ 2019年11月8日 05:30 ]

ノーベル賞を受賞した名大関係者らのパネルと並ぶ松田
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 中日から育成ドラフト1位で指名された名古屋大の松田亘哲投手(22)が7日、名古屋市内の同大で指名あいさつを受けた。最速148キロの左腕が名古屋大初のプロ野球選手として支配下登録を目指す。

 「100%野球ができる環境でどれだけ成長できるか。プロの最高レベルの技術指導をどれだけ吸収できるか」

 これまでは強豪校と違い練習時間も短く、野球に集中できる環境ではなかった。だが、プロ入り後はすべてが野球中心の生活となる。「厳しい練習にどれだけ付いていけるか」と期待と不安をにじませる。

 入団後、話を聞いてみたい選手として小笠原の名を挙げた。同じ1997年生まれの左投げだが、歩んできた人生は正反対。東海大相模で全国制覇した小笠原に対し、自身は中学時代は軟式チーム、江南高ではバレーボール部とプロ野球選手とは縁遠かった。「4年間プロでやっていて同い年でも経験値が違う」と尊敬の眼差しを向ける。ただ、憧れのまま終わるつもりはない。「自分は下から這い上がっていかなければならない」と1日も早い支配下を勝ち取る。

 入団交渉は中日ファンが集うことで有名な名古屋市内の中華料理店「ピカイチ」で行われることが決まった。ファンに愛されるようにという球団の配慮だ。黒縁眼鏡がトレードマークのインテリ左腕が厳しいプロの世界でも学力同様、トップクラスを目指す。(徳原 麗奈)

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