楽天・三木新監督は真面目で冷静 現役引退まで記した「野球日記」

[ 2019年10月15日 08:46 ]

会見で記者の質問に答える楽天の三木新監督(撮影・木村 揚輔)
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 楽天の三木肇監督(42)が14日、楽天生命パークで就任会見を行った。13年以来のリーグ優勝を目指す上で、選手の状況判断能力を重視した「考える野球」を新たなチームの方針に掲げた。

《三木という男》
 引退した08年の夏だった。三木は室内練習場で黙々とティー打撃を行っていた。日本ハムの2軍本拠地には大物新人の中田がおり、報道陣は多かった。ヤクルトから移籍してきたベテランを誰も取材しようとはしなかったが「どんな立場であってもちゃんとやると決めているから…」とバットを振っていた。

 性格は真面目。大型遊撃手と期待され、95年ドラフト1位でヤクルトに入団したが、レギュラーを奪うことはなかった。それでも少年野球の監督だった父から勧められた「野球日記」は現役引退するまで記した。守備、代走で生き抜いてきたことも指導者として大きな武器となった。ヤクルトでは山田哲に守備、走塁への意識を高めさせ、トッププレーヤーへと飛躍させた。

 周囲を冷静に見渡すこともできる。ヤクルト担当だった07年8月、広島市内のホテルで古田選手兼監督に退団を記事にすることを伝えようと待っていると深夜に戻ってきた。一緒にいたのが三木だった。翌日、気まずいやりとりを見ていた三木から「新聞記者の仕事だからね。大変だよね」と言われた。控えのユーティリティープレーヤーだったからこそ、いろいろな立場になって物事を見ることができる。そんな男だと思う。(スポーツ部野球担当デスク・横市 勇)

 ◆三木 肇(みき・はじめ)1977年(昭52)4月25日生まれ、大阪府出身の42歳。上宮では高校通算23本塁打を放ち、95年ドラフト1位でヤクルトに入団。08年に日本ハムに移籍し、同年限りで現役引退。通算359試合に出場し、打率.195、2本塁打、14打点、30盗塁。引退後は日本ハム、ヤクルトでヘッドコーチなどを歴任した。19年に楽天2軍監督に就任。1メートル80、75キロ。右投げ両打ち。

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