阪神 岩崎 PJ不在救った3者三振「普通に投げれば抑えられると」

[ 2019年10月6日 05:30 ]

セCSファーストS第1戦   阪神8―7DeNA ( 2019年10月5日    横浜 )

 8回2死、ソトから三振を奪う岩崎(撮影・大森 寛明)
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 予期していなかったジョンソン不在の穴を、阪神・岩崎が完璧に埋めた。逆転に成功した直後の8回、7番手で登板し圧巻の3者連続三振。自軍に傾きかけた勝利の流れを大きく引き寄せた。

 「流れ的には逆転してくれたので、いきやすかった。普通に投げれば抑えられると思っていました」

 ジョンソンが妻の出産立ち会いのために緊急帰国し、8月23日ヤクルト戦以来の8回登板となった。先頭の大和に対し「最初は(球場の空気に)飲まれかけました」と3ボールとしたが、慌てることなくフルカウントまで整えると、最後は外角低めいっぱいの真っすぐで見逃し三振を奪った。この日4安打していた神里はスライダーで空振り三振。ソトには2ボール2ストライクから147キロ真っすぐを内角いっぱいに投げきった。完璧なコースに2年連続リーグ本塁打王も手が出ない最高の一球だった。

 エースの魂が確かにそこにあった。今季限りで引退したメッセンジャーは、16年まで先発を務めていた左腕にとって憧れの存在。「チームを勝たせてやるっていうのが伝わるから。感情が出るから暴言を吐いたりはあったけど、完璧な人なんていませんから」。10年間チームをけん引し続けた「メッセ魂」を引き継いだ、クールな左腕のここ一番における快投だった。

 矢野監督も「後ろのピッチャーで、特に優(岩崎)に関してはそういうところ(厳しい場面)で悔いがないというかさ。この場面でいつも通りできるっていうすごさを感じた」と絶賛した。

 「また明日勝てるように」。PJはファーストSでの不在が決定しバトンをつなぐためにはファイナルS進出が最低条件。1年間ともに戦ってきた戦友と歓喜を分かち合うためにも、戻ってくるまでは負けられない。(阪井 日向)

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