ヤクルト 高津新監督 明大・森下の1位指名有力 即戦力「欲しい」

[ 2019年10月2日 05:30 ]

笑顔でガッツポーズする高津新監督(撮影・大塚 徹)
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 ヤクルトは1日、今季2軍監督を務めた高津臣吾氏(50)の来季監督への就任を正式発表した。年俸8000万円の3年契約。大リーグでプレー経験のある日本人指揮官は、ロッテ・井口資仁監督(44)以来2人目となる。都内の球団事務所で会見に臨んだ高津氏は、防御率が12球団ワーストに終わった投手陣の再建と、最下位からの浮上を誓った。7日からのフェニックスリーグ(宮崎)で就任後、初采配を振る。

 チームカラーの青と白のストライプのネクタイを締め、高津新監督は会見場に現れた。前日まで務めた2軍監督らしく、日焼けした顔で所信表明した。

 「キーマンは僕じゃないですかね。選手は全員がキーマン。しっかり束ねていかないと。良い伝統は継承しつつ、明るい、素晴らしいチームをつくっていかないといけない」

 使命は投手陣の立て直し。今季656得点はリーグ2位だったが、防御率は12球団ワーストの4・78。39歳の石川が8勝で勝ち頭だった。「投手陣を再建する、つくり直すということを目的として声を掛けていただいたと思っている。石川には悪いけど、いつまでも石川がトップではいけない」。投手コーチとして招へいが検討されている日米通算112勝139セーブの斎藤隆氏(49)らとともに底上げを進める。

 同時に即戦力の補強も急務で、17日に行われるドラフト会議は重要。「投手が欲しいですね」と新指揮官は即答した。球団として熱視線を送る1位指名の有力候補が明大・森下だ。6月の全日本大学選手権で同校を38年ぶりの優勝に導きMVPに輝いた大学No・1投手。東京六大学野球でチームの本拠地・神宮を沸かせているスター候補生でもある。

 橿渕聡スカウトグループデスクは「現時点の即戦力では一番。プロでもエースとしての資格はある。巨人・菅野らのような絶対的エースになれるのでは」と高い評価を与え「後はどういくか監督、会社(球団)の意向でしょう」とした。最終結論は15日のスカウト会議を経て下されるが、競合指名は必至。クジ引きの際、高津氏は「挑戦したい」と大役にも名乗りを上げた。

 衣笠剛球団社長は来季に向け「Aクラス。もっと言えば優勝も視野に入れながら臨んでほしい」と巻き返しを託した。球団で投手出身の監督は、87~89年に指揮を執った関根潤三氏以来、31年ぶり。高津氏は「プロなので勝たなくてはいけない。言葉は悪いですけど、せっかく(今季)ここまで負けたので。その負けを良い意味で来年に生かしてほしい」と再建へ意気込んだ。 (黒野 有仁)

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