阪神ソラーテ、前代未聞の1軍昇格拒否「モチベーション上がらない」 鳴尾浜出発時に「行きたくない」

[ 2019年9月7日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神3―6広島 ( 2019年9月6日    マツダ )

広島から緊急帰阪したソラーテ (撮影・平嶋 理子)
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 前代未聞のUターンだ。阪神のヤンハービス・ソラーテ内野手(32)が6日、広島戦での再昇格に備えて広島に入ったものの「モチベーションが上がらない」との理由で出場選手登録されることなく帰阪した。チームは俊介外野手(32)の登録を外しただけで、野手一人少ない状態での戦いを強いられ3―6の敗戦。3位・広島とのゲーム差は3・5に広がり、7日も敗れると自力でのクライマックスシリーズ(CS)進出の可能性が消滅する。

 2軍調整中だったソラーテは午前10時前、スーツ姿で鳴尾浜球場を訪れて荷物をまとめると、新幹線で広島に向かった。1軍本隊の出発前に宿舎入りし、ユニホームに着替えてチームバスに乗り込んだが、そこからまさかの展開が待っていた。マツダスタジアム到着後に、1軍戦に出られるモチベーションではない旨を訴え、矢野監督らの説得にも応じず。チームは出場選手登録を見送る苦渋の決断を強いられた。

 昇格が決まったのは5日夜のDeNA戦後。関係者によると、連絡を受けた当初から乗り気ではなく、鳴尾浜を出発する際にも「行きたくない」と周囲に漏らしていたという。谷本修球団本部長は「直接話していないが、責任者と話して試合に使えそうにないということで帰しました」と説明。「不細工は不細工ですけど、しょうがない。“大激震”ではないですけど」と言うしかなかった。今後は未定で、きょう7日に上本を緊急昇格させる方向。矢野監督は敗戦後、「俺もそれ(球団発表)以上、何もない」と多くを語らなかった。

 メジャー通算75本塁打で、貧打の打開策として7月7日に緊急補強された。同26日の巨人戦でいきなり決勝2ランを放つ鮮烈デビュー。「セクシータイム」のニックネームを持つ派手なプレースタイルは脚光を浴びたが、8月に入って低迷し打率・188、4本塁打、9打点と期待を裏切る形で同19日に登録を外れた。派手さの一方で守備、走塁では雑なプレーも見られ、感情の起伏が大きい面もあった。

 午後7時前に新神戸駅に到着したソラーテは無言。今後について、谷本球団本部長は「代理人をはさんで契約していますんで。代理人と話をすることになると思う。契約に基づいて」と話すにとどめた。だが、逆転でのクライマックスシリーズ進出を狙い必死に戦うチームに冷や水を浴びせた行為には、球団から何らかの処分が下される可能性もある。2軍に再合流するかどうかも不透明で、最悪の場合、このまま退団する可能性もゼロではない。 (山添 晴治)

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