福岡六大学野球開幕 九共大・当山が公式戦初完封 秋V6へ好発進

[ 2019年9月1日 05:30 ]

完封した当山 
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 福岡六大学野球の秋季リーグ戦が開幕し、第1週1日目の3試合が行われた。秋6連覇を目指す九共大は福工大を6―0で下して快勝発進。当山昇平投手(4年)が3安打に抑えて公式戦初完封した。2季連続優勝を目指す九産大は九工大に10―2で勝った。また、九州六大学野球の秋季リーグ戦も同日開幕した。

 
 当山はホッとした表情で試合後の整列に加わった。9回に1年生遊撃手の大上が先頭打者のゴロをファンブルするエラー。ここから2死満塁のピンチを背負ったが、左飛に抑えて公式戦初完封を達成した。「最後は疲れたけど大上をカバーしたいと思って投げた。完封できて最高です」と3安打完封を喜んだ。

 努力と意地が詰まった121球だった。九産大に春5連覇を許して迎えたこの秋。「完投、完封したい」と奮起した。これまでの最長は6イニング。スタミナ強化のためブルペン投球の球数を70球から倍以上の140~150球に増やした。この日は最速144キロの直球と、シュート、スライダーなど変化球をコーナーに投じた。走者を背負っても冷静に対処。初回、5回、8回はいずれも併殺で切り抜けた。

 もともとは上手投げだったが、昨年5月に上原忠監督に「横から投げてみたらどうだ」と勧められた。「思った以上にいいボールがいった。しっくりきた」とそこから横手投げを貫いている。7回終了後にベンチで指揮官に「代えようか?」と聞かれたが、「春は中継ぎに迷惑をかけていた。完封したかった」と続投を志願し、期待に応えた。「何としてでも、みんなで全国に行きたい」と秋6連覇に向けチームを引っ張る。

◆当山 昇平(とうやま・しょうへい)1998年(平10)1月25日、沖縄県名護市生まれの21歳。小学2年の時に軟式の「名護すいらんマーリンズ」で野球を始める。小5から投手。名護中の軟式野球部から名護高へ。3年夏は背番号1で初戦敗退。1メートル80、73キロ。
 
 <九産大>10安打10得点でコールド勝ち。大学日本代表の児玉主将は3回に右前適時打を放ち、「勝てたことが一番」とチームの勝利を喜んだ。8月26日には高校日本代表との壮行試合に途中出場。9回2死一、三塁のサヨナラ機で飯塚(習志野高)のスライダーに手が出ずに見逃し三振するなど、3打数無安打だった。「満員の中でいい経験をさせてもらった」と秋のリーグ戦で糧にする。

 <日経大>6番内倉が初回に先制の左前2点打を放つなど2安打2打点と活躍。「逆方向を意識して打てた。いい入りができたので、継続していきたい」と誓った。秋に向けては「出されたサインを完璧にできるように。春はバントの失敗とかできずに流れを止めてしまっていた」と意識を高め、この日は打撃で結果を出した。

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