西武VSオリ 乱闘翌日は大乱戦 山川逆転34号2ランで西武に軍配「最高の場面で打てた」

[ 2019年8月15日 05:30 ]

パ・リーグ   西武8-7オリックス ( 2019年8月14日    メットライフD )

どすこいポーズでファンと勝利を喜び合う山川(撮影・尾崎 有希)
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 1試合3人退場の乱闘劇の翌日は大乱戦。西武・山川が決着をつけた。この日は序盤から得点を奪い合う乱戦となった。主砲は6―7の8回に逆転34号2ラン。三振と2四死球で迎えた第4打席での一発で先発全員安打とし、5―0から逆転勝ちだ。本拠地では7月28日以来のアーチに「どすこい!」の大合唱が響いた。

 「完璧。最高の場面で打てた」。不振で11日から打順は4番から7番に下がった。試合前には赤田打撃コーチを相手に、右足に巻いたチューブを引っ張ってもらいながらティー打撃。「上体じゃなく、右足に(重心を)ためて打つ。それをゴムで強制的にやった」と赤田コーチ。さらに「原点に返りましょう!」(山川)と2軍時代に取り組んでいたロングティーも行い、体全体を使う打撃を取り戻そうと必死だった。

 現在4番で、尊敬する中村からも助言をもらったといい「勉強になる。中村さんに勝たないともう一度4番は取れない」と言った。今季2度目の5連勝。山川が打ってこそチームの勢いは加速する。(鈴木 勝巳)

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2019年8月15日のニュース