巨人7点差逆転!岡本が奇跡呼ぶ2打席連発 原監督も興奮「鳥肌立つようなプロの技」

[ 2019年8月10日 05:30 ]

セ・リーグ   巨人10―9ヤクルト ( 2019年8月9日    東京D )

8回1死一、二塁 同点3ランを放つ岡本 (撮影・白鳥 佳樹)
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 首位の巨人は9日、ヤクルト戦で9―9の延長10回1死満塁から代打・亀井善行外野手(37)の左犠飛でサヨナラ勝ちした。0―7から4回に坂本勇人内野手(30)がリーグ最速の30号となるソロを放って反撃。岡本和真内野手(23)の2打席連発など今季最多の5発で追いついた。7点差以上を逆転したのは、06年以来13年ぶり3度目。ミラクルサヨナラ逆転劇を見せ、2位・DeNAとの1ゲーム差を守った。

 一塁ベース付近で、亀井のサヨナラ犠飛を見届けた。4番が演出した大逆転劇。一塁走者の岡本はウオーターシャワーに加わり、歓喜に酔いしれた。

 「打席に入る前からファンの方の声援が今までで一番でかかった。アドレナリンが出て、打てる気しかしなかった」。そう振り返ったのは8回だ。ゲレーロのソロで3点差とし、なおも1死一、二塁。近藤の外角直球を逆らわずに打ち返し、右中間席上段へ叩き込んだ。起死回生の同点21号3ラン。ベンチを飛び出し、岡本のヘルメットを叩いて喜んだ原監督は「私も鳥肌が立つようなプロの技。ファンの皆さんを魅了する見事な本塁打」と絶賛した。

 先発の今村が2回0/3を6失点でプロ最短KOされ、4回表を終えて0―7。敗色濃厚の中、岡本は6回に2年連続20号となるソロを右中間席に運ぶと、2打席連発で2試合連続の延長戦に持ち込んだ。1試合5本塁打は今季チーム最多となり、最後はサヨナラ勝ち。4番は06年以来、球団3度目の7点差以上をひっくり返した大逆転劇の主役となった。

 悔しさを胸に秘めて臨んだ今季だった。昨季は史上最年少で打率3割、30本塁打、100打点を達成したが、広島とのCSファイナルステージでは12打数無安打。チームも3連敗して終戦した。試合後、広島市内の宿舎で高橋監督のもとへ主将の坂本勇、菅野らとともに向かった。既に退任が決まっていた指揮官に実績のなかった自身を4番として辛抱強く起用してくれた感謝を伝えるとともに、日本シリーズへ導けなかったことを謝罪した。

 強い決意で臨んだ今季は打撃不振に苦しんだ。チームも後半戦から低迷してDeNAと広島に追い上げられた。4番で起用し、直接指導をしてくれる原監督への感謝を伝える今季初で2度目の2打席連発。4番は「まだ僕の借金は多いんで、また頑張ります」と誓った。原監督は「神がかり的。ページをめくるならば今日は相当なページ数」と球団史に刻まれた1勝を表現した。 (青森 正宣)

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