何も言っていないのに退場処分 ヤンキースのガードナーが激怒 球審の聴き間違い?

[ 2019年8月10日 12:31 ]

セガール球審にくってかかるガードナーを制止するヤンキースのブーン監督(AP)
Photo By AP

 カナダ・トロントで9日に行われたヤンキース対ブルージェイズ戦で、ベンチに座っていたヤンキースのブレット・ガードナー外野手(35)が突然、この試合を担当していたクリス・セガール球審に退場を命じられた。

 場面は4回。ブルージェイズの先発ショーン・リードフォーリー(23)が、ヤンキースのキャメロン・メイビン(32)に投じた低めのスライダーに対してセガール球審はストライクをコール。三振となったメイビンはベンチに戻っても同球審に対して不満をぶつけていた。ベンチではブレット・ブーン監督(50)が大声を出してストライクの判定を非難。続くマイク・トークマン(28)への低めのボールもストライクと判定されたことから、ヤンキース・ベンチからの“野次”はさらにボルテージを増していった。

 ここでセガール球審はヤンキースのダグアウトに近寄って退場を宣告。ブーン監督が確認すると、退場を命じられたのはなぜかベンチ座っていたガードナーだったことが判明した。

 指揮官は「大声を出していたのは自分だ!」と抗議。一方、ガードナーはベンチを飛び出して「オレは何もしゃべっていない。ひと言もな!」とここで初めて怒り心頭となり、セガール球審に迫ったためにブーン監督がそれを制止する事態となった。

 試合は8―2でブルージェイズが勝利。ヤンキースの連勝は9で止まって76勝40敗となった。なおガードナーの退場は昨年9月8日以来、通算5回目。地元のテレビ局の映像では、セガール球審が退場を宣告する直前、ガードナーはバットでダグアウトの天井を突いて抗議のポーズは見せたが、叫んでいたのはブーン監督とジョシュ・バード・ベンチコーチ(42)だったことが確認されている。

続きを表示

この記事のフォト

2019年8月10日のニュース