NTT西日本・大江 6回途中2失点で今大会ルーキー初白星 チームにも4年ぶりの白星もたらす

[ 2019年7月19日 16:20 ]

第90回都市対抗野球・第7日 2回戦   NTT西日本4―2JR九州 ( 2019年7月19日    東京D )

<都市対抗野球 NTT西日本・JR九州>NTT西日本の先発・大江 (撮影・西川祐介)
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 NTT西日本・大江克哉投手(23)は力を振り絞り、91球目に144キロ直球を投げ込んだ。6回1死二塁。4番・山田を見逃し三振に斬ると、ベンチから出てきた大原周作監督(45)に笑顔でボールを手渡した。救援陣がリードを守って今大会のルーキー初白星を手にした。

 「応援を聞く余裕はなかったけど、自分の野球人生で一番観客が多かった。何も考えず投げたのが良かった」

 1週間前に大役を伝えられ、5回2/3を2安打2失点の役目を果たした右腕は笑った。

 京都・塔南から無名の花園大へ進学。「練習環境に恵まれない分、体幹トレや走り込みばかりしていた」。けがの功名か球速は10キロもアップし最高球速は150キロとなった。2年には同校を初めて全日本大学選手権出場へ導いたものの、4年時は進路に悩んだ。「プロ志望だけど正直厳しい。無理なら独立リーグかな」。たまたまNTT西日本とのオープン戦に登板し好投したことで同社から声がかかり、即決した。「本当に社会人はレベルが高い。毎日が勉強です」。効率的な練習、部位別に鍛える筋力トレ、パソコンを駆使した配球分析…野球の奥深さを知り始めた。

 NTT西日本にとっても4年ぶりの白星となった。「チームで競い合った中で大江に決めた」と抜擢理由を明かした大原監督は「あと4勝したい」と65年(当時電電近畿)で初制覇して以来のV宣言まで飛び出した。大江も「次へ準備したい」と意気込んだ。

 あこがれは楽天・岸だそうで「コントロールですかね。チェンジアップもすごい」と大江。花薗大から初のプロ野球選手へ、その夢へ向かって腕を振る。

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