【大阪】再試合はワンサイドゲームに…“幻の3ラン”槻の木・加登主将「積み重ねが実ったことは自信に」

[ 2019年7月19日 16:45 ]

第101回全国高校野球選手権大阪大会 3回戦   桜塚11―2槻の木 ( 2019年7月19日    豊中ローズ )

<桜塚・槻の木>健闘をたたえ合う両軍ナイン
Photo By スポニチ

 再試合は結果的にワンサイドゲームとなった。前日18日の試合、8回表に槻の木が3ランで3点を先制し均衡を破ったが、無情にも降雨ノーゲームに。この日は序盤から桜塚打線がつながり、槻の木を圧倒。5回までに11点を奪って試合を決めた。

 槻の木にとっては目前でつかみかけていた勝利だったが、翌日の試合で一気に暗転する結果となった。殊勲の一発になるはずだった“幻の3ラン”を放った「4番三塁」の加登翔人主将(3年)はこの日も初回の第1打席に左前打をマークしたが、その裏に自らの失策をきっかけに3点の先行を許してしまったことに「守備で流れを渡してしまった。しっかり守り切れていたら…」と悔やみきれない様子だった。

 1年生から晴れの日は毎日、午前6時30分から7時40分まで打撃やウエートなどの朝練に励み、細かった体は入学時の62キロから77キロに増加。「その積み重ねが実ったことは自信になります」。記録には残らない一打でも、最後の夏に一発を放ったのは事実。「(高校野球を)他のことに変えて考えるのは難しい」と試合後には涙が止まらなかったが、「社会科の教師になるのが夢」と将来の目標を話した。

続きを表示

2019年7月19日のニュース