【栃木】国学院栃木「5人で一つ」5投手無安打リレー　うち4人が伸び盛り2年生

第101回全国高校野球選手権　栃木大会2回戦   国学院栃木8－1真岡 （ 2019年7月18日    県総合運動公園 ）

無安打リレーで1失点に抑えた国学院栃木の（左から）増野、小池、星野、関、神山の5投手（撮影・滝本　雄大）
Photo By スポニチ

　最後に失策で1点を失ったが、国学院栃木が自慢の5投手で7回コールドの無安打リレーを達成した。まずは公式戦初先発だった2年生の左腕エース・増野が5回無安打5奪三振。右足を高く上げ、「下半身から上に（力を）伝えるイメージ」と語る変則フォームから放たれるボールは最速131キロ。カーブも織り交ぜコーナーへ投げ分け、相手に的を絞らせなかった。死球で走者を1人許したが、二塁を踏ませることなく、圧巻の15人斬りだ。

　この投球でリリーフ陣にもリズムができた。増野は「5人で一つの投手陣」と胸を張る。6回から小池、星野、関、神山と小刻みな継投。柄目直人監督も「練習でやってきた通り、5人で1試合」とチームスタイルを示した。5投手のうち、3年生は小池だけ。昨春のセンバツに出場しているが、夏の甲子園は85年の1度だけ。伸び盛りの投手陣を中心に、34年ぶりの聖地を目指す。（滝本　雄大）