阪神・大山、前半戦3安打締め 全4打席出塁で奮闘「後半戦もがんばる」

[ 2019年7月11日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神1―4巨人 ( 2019年7月10日    甲子園 )

8回1死、三塁内野安打を放ち、笑顔の大山(撮影・大森 寛明)  
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 後半戦につながる快音を3度響かせた。4番・大山が7月4日のDeNA戦以来、今季4度目の猛打賞。四球を含めた全4出塁で前半戦を締めた。

 初回2死二塁から四球を選ぶと、4回先頭の第2打席に今村の初球スライダーを狙い打ちして左前打。6回1死走者なしの3打席目では球速表示が出ないほどの遅いカーブを捉えて左翼線二塁打とし、マルテの右前適時打で生還した。最後は8回1死走者なしで沢村から三塁内野安打。噛み合わなかった打線の中で奮闘した。

 前半戦の全84試合に4番出場し344打数93安打の打率・270、10本塁打、50打点。主砲に据え続けた矢野監督は「4番の重圧はすごく重い。その重圧と戦いながらやることで成長があると思って4番で使っているので」と意図を説明し、「そこを認められるように」と期待を寄せた。

 敗戦後は「後半戦もがんばります」とだけ話した。本塁打、打点ともチームトップとはいえ、まだまだ上積みを期待されるのが猛虎の4番。後半戦ではさらなる猛打を狙う。 (巻木 周平)

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2019年7月11日のニュース