ロッテ、東妻の弟を本格調査 智弁和歌山“キャノン”捕手 史上3組目兄弟バッテリーなるか

[ 2019年6月28日 06:11 ]

智弁和歌山の東妻純平捕手
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 ロッテが、今秋のドラフト候補に智弁和歌山・東妻純平捕手(17)をリストアップしていることが27日、分かった。ドラフト2位右腕・東妻勇輔投手(23)の実弟で、史上3組目となる「兄弟バッテリー」誕生の期待も高まる。

 弟は遠投120メートルを記録し、最速154キロの兄にも引けを取らない鉄砲肩だ。俊敏性もあり、二塁送球も1・8秒台と、プロ野球でも一流のレベルに達している。阪神、楽天などで捕手としてプレーした中谷仁監督が昨年、監督就任し、リードなど捕手としての基本も、磨きがかかってきた。

 打撃も今春のセンバツでは「4番・捕手」として出場し、熊本西との1回戦では一発を放つなど、高校通算20本塁打超えのパワーも備え、将来は攻守の要となれる逸材だ。

 正捕手・田村はまだ25歳だが、長期的な後継者の育成は必要不可欠。今月14日のスカウト会議後には「捕手は高校生を中心に多めに獲る。スカウトから足、肩など特長のある選手の推薦があったので検討していく」と松本尚樹球団本部長が説明したが、その一人が東妻だった。

 アマ球界では珍しくないが、プロ野球では86年の阪神・嶋田章弘―宗彦バッテリー以来となる「兄弟バッテリー」へ、徹底してマークを続けていく。

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2019年6月28日のニュース