元トラ戦士・竹安がオリックス今季初4連勝けん引!627日ぶり白星「ボールは実家に」

[ 2019年6月25日 05:30 ]

交流戦   オリックス6-2ヤクルト ( 2019年6月24日    神宮 )

ウイニングボールを手に移籍後初勝利のポーズをとる竹安(撮影・村上 大輔)
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 雨の上がった神宮でオリックス・竹安の笑顔がはじけた。欲しかったウイニングボールだ。24日のヤクルト戦で阪神時代の17年10月5日の中日戦以来、627日ぶりの勝利。しかし、今回は自身の望んだ先発、しかも消化試合ではない6月の勝利。「やっぱり違いますね」とうれしそうに笑った。

 初回から大量援護を受け、リズム良く投球を続けた。最大のピンチだった2回の1死満塁では奥村を二ゴロ併殺。3回からの4イニングは無安打でしのいだ。7回に1失点。8回先頭の山田哲にソロ弾を浴びてマウンドを譲ったが、7回0/32失点は胸を張れる結果だ。

 西の人的補償としてオリックスに移籍。決して気持ちの良いものではなかったが、阪神の盟友や矢野監督からもメッセージが届き、気持ちを新たにした。心を震わされたのは、大腸がんから復帰した原口の姿。食事会場で2人で投球の反省をしたのを覚えている。

 「原口さんの努力とか人間性を知っている。原口さんだから、あれだけ乗り越えられたと思う」。努力と人間性が運を切り開くと心に刻んだ。3月には右肩の違和感で一時離脱したが、阪神時代から磨いてきた直球が、最近納得いくものになった。「ツーシームより、真っすぐの方が打ち取れる自信ができたんです」。竹安の積み重ねた努力も、ついに花を咲かせはじめた。

 漁業を営む父の建さんは、オリックス初登板にも観戦に来てくれた。心配を掛けた分、「ボールは実家に送ります」と感謝を込めた。これでチームは今季初の4連勝で、交流戦は2位で終了。西村監督も「若い選手がどんどん出てくる。チームにも大きい」と破顔一笑の夜だった。(鶴崎 唯史)

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