阪神、屈辱の大敗 ミス連発12失点 客席からはメガホン

[ 2019年4月20日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神4―12巨人 ( 2019年4月19日    甲子園 )

5回無死、岡本に左中間ソロを浴びたメッセンジャー(撮影・大森 寛明)
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 阪神は19日、今季初となった甲子園での巨人戦に4―12で大敗した。先発のランディー・メッセンジャー投手(37)が4回0/3を8安打6失点でKO。3失策の守備のミスに、走塁ミスも目立った。今季最多12失点で巨人戦はこれで開幕から4連敗。平成最後となる伝統の一戦で、屈辱を味わった。

 歴史ある伝統の一戦が泣いていた。8回に勝敗が決すると外野席からメガホンがグラウンドに投げ込まれた。その後も多くの観客が帰りはじめ、空席が目立った。4―12の大敗には矢野監督の言葉からも力が消えていた。

 「(ミスが)全部点になったんかな…。もちろん反省して、うまくなっていって改善していくしかないよね」

 頭に血が上るような結果ながらも努めて冷静に振り返った。相手先発は菅野。当然ながら攻略は難しく苦戦は予想できた。しかし守備のミスからまさかの一方的な展開。まずは3点劣勢の4回1死二、三塁で、坂本勇の遊ゴロを北條が本塁へ悪送球。続く丸が放った二ゴロで併殺を狙ったが、今度は一塁転送が悪送球となった。痛恨の2失策で、メッセンジャーの足を引っ張った。

 「北條の2つも、もちろんそうだし。近本の落球もね。もちろん反省すべき点。流れがこっちに来ない状況になってしまうんでね」

 決して選手を責めることはしなかったが、致命傷とも言えるミスに反省を促した。また、8回には2死三塁で小林の飛球に中堅・近本が落下点に入りながらも落球。虎党のため息が球場を包み込んだ。大差を付けられた展開にはベテランの集中力も切れてしまった。

 「嘉男がああいう形は…。1死ならハーフウエーで嘉男の足やったら帰ってこないとあかんと思う」

 さすがに指揮官も糸井の走塁ミスにはダメージを受けていた。それは8回1死二塁から大山が左中間への大飛球を放った。フェンス際で中堅・重信が打球処理に失敗したのを確認してから二塁走者の糸井が三遊間からスタート。しかし加速できないまま本塁に突入して憤死した。

 「うまくなるように練習を頑張っていきます」

 打線は2番糸井、3番中谷、6番梅野、7番陽川など大幅に入れ替えたが、奏功せず。これで今季の巨人戦は勝利なしの4連敗。平成最後のカードとなる伝統の一戦も初戦を落とした。ただ、敗戦後に整列したナインには罵声ではなく激励の拍手が降り注いでいた。その歓声をプレーで返すことが使命だ。(山本 浩之)

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