山梨学院・24得点で本塁憤死ゼロ・三塁コーチャー上野の準備

[ 2019年3月25日 20:35 ]

第91回選抜高校野球大会 1回戦   山梨学院24―5札幌第一 ( 2019年3月25日    甲子園 )

<山梨学院・札幌第一>24安打24得点の猛攻で初戦を突破し、校歌を歌う山梨学院ナイン(撮影・北條 貴史) 
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 山梨学院が記録した大会タイとなる、チーム1試合最多安打「24」で刻んだ県勢春夏最多の「24」得点。この裏には、絶妙な判断の好サポートもあった。背番号「12」の三塁コーチャー・上野颯夏(そう、捕手(2年)の“腕(テク)”だ。

 この試合、忙しく両腕を回し続け、本塁憤死はなかった。出塁選手を安心させて24回、本塁生還させた男の準備は実に入念だった。

 「最近は、あらゆる情報がある。まず動画サイトのユーチューブで相手の試合を見ます。各野手の肩をチェックし試合前ノックで再度、肩を確認します。それを頭に入れておきます。仲間に聞かれたら、教えておきます」

 まだ2年生だが、昨秋から吉田監督に「状況を考える能力」を評価され、抜てきされた。「うちの全部員の走力、足の速さを頭に入れつつ、試合の流れを見ながら、場面を見ながら、冷静に腕を回しているつもりです」。

 土、日の練習で約2時間を要して行うのがコーチャーを置いての「走者付きノック」。当然、上野が三塁コーチャーズボックスに陣取り、実戦を想定して判断を磨いてきた。

 5安打4打点3得点と大活躍した「2番・二塁」菅野秀斗(3年)は「上野の判断をかなり信用していますね」と話す。「(本塁で)アウト気味かなと思っても、盛り上がっている場面では勝負どころでは回したいですね」。山梨学院の「走」を支える「颯夏(そう)」くん。次戦でも猛打だけではなく、背番号「12」の背中が三塁コーチャーズボックスでシブく光るはずだ。

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