ダル マイナーとの練習試合に登板 5回4安打3失点8K「今日は良かったとしか言えない」

[ 2019年3月25日 21:59 ]

ダルビッシュ (AP)
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 カブスのダルビッシュ有投手(32)が24日(日本時間25日)、ロッキーズのマイナーとの練習試合に登板した。変則ルールで行われ、71球を投げ5回4安打3失点、8奪三振だった。

 右手薬指のまめの皮がむけて降板した19日のマリナーズとのオープン戦以来の実戦で、ばんそうこうを貼っての登板。「外して投げたいと言ったんですけど、トレーナーが悪化したら、開幕投げられないからどうしてもつけてくれと。汗をかいちゃうと、中でヌルヌルしてしまうし投げづらくて、頻繁にバンドエイドを代えないといけない状態だった」。初回は先頭打者に直球を初球本塁打されるなど2安打を許した。しかし、2回以降はスライダーなど変化球を軸にピッチングを組み立て直し、2回から5回はストライク率69%、2安打に抑えた。最終イニングの5回は直球がきれいにホップし、最後の右打者は真っ直ぐ3球で見逃し三振に打ち取った。

 今キャンプ、ダルビッシュが大きな課題として取り組んできたのが6回、7回と長い回を投げる下半身のスタミナアップ。「いろんなことを試しながらやっている」と言い、登板後にプールで軽く10分ほどジョギングをしたり、自重トレーニング(器具を使わず自分の体重を負荷にして行う練習)を5種目ほど行うこともある。

 そんな中、キャンプ終盤に“走ること”を制限していたことを明かした。「走ると、その日でも次の日でも結構、ガチーンと張る。すごい変な張り方をするから、何か他で代用できないかなと」。ダルビッシュといえば、日本式の走り込みを否定しているが、「勘違いしている人がいるけど、僕は走るのが駄目だとは一切言っていない。走るのは必要。走り過ぎるとか、走りさえすれば良いというのが間違いだと思うだけ。自分みたいに急に走ると感覚がおかしくなる人もいるし、ウエート(トレーニング)をやるとおかしい人もいる。その人に合うものをやれば」と解く。

 問題はいかに代用できるものを見つけるか。「走るのをやめて1、2週間の話だから、ここから落ちていく可能性もある。それをどうするか。ジャンプ系のトレーニングで代用できるのか、やはり走らないといけないのか、いろいろ考えて」と説明した。

 工夫は細部にわたる。この日は登板後、15分ほどトレーニングを行い、その後日米の記者の囲み取材に応じたが、その時も試合のスパイクを履いたままだった。「スパイクを履いて試合に近い状態で長いこといれば、足の疲れに慣れてくる。身体って全ては慣れなんで。そういうのもやっています」。

 この日は、気温26度と暑かったが、5回に一番切れの良い直球を投げ、スタミナは十分だった。ダルビッシュは「今日は良かったとしか言えない。10試合から15試合何もないとなれば自信が持てるけど」。また、今キャンプを振り返り「全体的に見て怪我しなかったことが一番。ゴールはシーズンを通して怪我をしないことなので、ゴールへのワンステッフを踏めたし、フィジカル的に今は不安なところがない」と明るい表情だった。

 目標はシーズンを通して怪我なく投げること。カブスファンの期待に応えるべく最善を尽くす。(メサ・奥田秀樹通信員)

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