山梨学院が歴代最多タイ24安打で札幌第一に快勝 初回に8安打で一挙10点 野村2発、菅野は5安打

[ 2019年3月25日 17:30 ]

第91回選抜高校野球大会第3日第3試合 1回戦   山梨学院24―5札幌第一 ( 2019年3月25日    甲子園 )

<山梨学院・札幌第一>1回、左中間へ3点本塁打を放ちガッツポーズの山梨学院・野村 (撮影・後藤 大輝)  
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 第91回選抜高校野球大会は25日、甲子園球場で1回戦の3試合が行われ、第3試合では5年ぶり3度目の出場となった山梨学院(山梨)が24―5で札幌第一(北海道)を退け、山梨県勢としては15年ぶりの勝利。2年ぶり3度目の出場となった札幌第一は初回の大量失点が重くのしかかり、初戦で涙を飲んだ。

 山梨学院は初回、2番・菅野(3年)が背番号「5」の札幌第一・先発、山田(2年)から右越えに大会第3号となるソロ本塁打を放って先制。さらに打者一巡となったあと、主砲の3番・野村(3年)が札幌第一の二番手・野島(3年)から左中間最深部に3ランを放った。

 この回、打者13人で8本の長短打を集中させて一挙10点。センバツでの1イニング最多得点は1971年に東邦(愛知)が報徳学園(兵庫)戦の初回に記録していた11点でこの記録には及ばなかったが、歴代最多記録(2000年=智弁和歌山・対丸亀戦)に並ぶ24安打を放って逃げ切った。

 24得点は春夏併せて山梨県勢としては史上最多(過去最多は14点)でセンバツでは歴代2位。菅野は6打数5安打4打点をマークし、野村は8回にもこの試合2本目となる一発を中越えに運んで5打数3安打5打点を記録した。

 札幌第一は2回、三番手の投手として登板していた近藤(2年)の右前適時打で1点。3回には投手から三塁に回った4番・山田のタイムリーで2点目を返し、5回にも1点を追加した。しかし投手陣が持ちこたえきれず、初戦で姿を消した。

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