西宮出身の盛岡大付・島上 里帰りの甲子園でサヨナラに「かっこよく決めたかった」

[ 2019年3月25日 15:02 ]

第91回選抜高校野球大会第3日第2試合 1回戦   盛岡大付3―2石岡一 ( 2019年3月25日    甲子園 )

先輩の盛岡大付・島上捕手を応援する西宮市の少年野球チーム、ジュニアファイターズの選手たち 
Photo By スポニチ

 地元西宮市出身の盛岡大付・島上真綾捕手(3年)は延長11回裏1死満塁での一打が投ゴロ失策(本塁悪送球)を誘い、試合後はエース、阿部秀俊投手(3年)ともにお立ち台に上った。

 「最後は自分が決めるしかないと思って打席に立った。ここで決めないと相手に流れがいくかもしれない。本当はもっとかっこよく決めたかったけど……」

 当たりは内角速球に詰まったボテボテだったが、一塁へ駆け抜ける途中、歓声でサヨナラ勝利を知った。

 実家が甲子園球場から自転車で10分ほど。アルプス席には小学校時代に在籍した軟式少年野球チーム、ジュニアファイターズの後輩たちや、中学校の同級生たちが応援に駆けつけていた。

 「アルプス席にあいさつに行った時にいろんな人の顔がよく見えました。電話で“応援行くからな”と激励されていたので、いいところを見せたかったんですけど」

 それでも少年野球の後輩で、島上が6年生時、1年生だった井上秀大君(4月から中学1年)は「島上さんはいつもやさしくしてくれていた。甲子園でプレーする姿はかっこよかった」と先輩の雄姿に目を輝かせていた。

続きを表示

2019年3月25日のニュース