ローテ“圏外”から…阪神 秋山 開幕視野 12日の教育リーグに先発予定

[ 2019年3月12日 05:30 ]

阪神・秋山
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 右膝手術からの復活を目指す阪神・秋山拓巳投手(27)の開幕ローテーション滑り込みの“青写真”が見えてきた。きょう12日の教育リーグ・広島戦(由宇)に先発予定で、19日のウエスタン・リーグの開幕中日戦(鳴尾浜)での先発登板も内定。巨人との開幕2カード目に起用される投手が調整登板することが濃厚な26日からの同・オリックス戦(オセアンBS)での登板を目指し、完調をアピールする。

 ローテ争いで“圏外”にいた男の存在感が増してきた。秋山は、昨年10月に右膝のクリーニング術を受け、キャンプは2軍スタート。慎重にステップを踏み、開幕後の1軍復帰を視野に入れていたが、ここにきて開幕視野という状況に確実に変わってきた。

 先発ローテーションはメッセンジャー、西、ガルシアが確定済みで9日の日本ハム戦で好投した岩貞も当確。開幕から6人制を敷き、残り2枠を若手が競っている状況で、矢野監督も「めちゃめちゃし烈」と話すように誰も抜け出してはいない。きょう12日からの中日戦には藤浪、青柳が登板し、結果を残せば大きく前進する形だが、予断は許さない。

 すでに才木、望月は脱落し、1軍帯同を続ける浜地、馬場までチャンスがある中で“大外”から距離を縮めて一気の直線勝負に持っていきたいのが、秋山だ。6日の奈良学園戦で今春初先発し2回無失点。2月から順調にイニングを刻み、きょう12日の教育リーグ・広島戦では3イニングを投げる。

 球団関係者の1人は「由宇で順調に投げられれば、次は5イニングぐらいがメドになる」と説明し、順調にいけば19日のウエスタン・リーグ開幕戦で5イニング以上を予定。先発の責任投球回クリアは、リハビリ過程で大きな前進となり、その時点でライバルたちがもたつくようなら、急浮上しても決しておかしくない。

 焦点となりそうなのが26日からのオリックスとのウエスタン・リーグ3連戦。その期間、オープン戦はなく、1週間後に控えた開幕2カード目に登板する投手たちの最終調整の場となる。3連戦中に秋山が起用されるようなことがあれば、ぶっつけ本番で4月2日からの巨人戦に抜てきされる可能性が高まる。

 一歩の後退も許されず、ハードルの高いプランではあるものの、矢野監督は、あらためて開幕ローテ候補であることを明言した。

 「(秋山は)天気とか状態とか、ここからどうなのかわからないけど、今のところの状態で言うと(開幕ローテに)入ってこられるような調整でしっかりやれているから。それはもちろん俺らの頭の中にもあるし。それを含めての構想やから」

 11日、新大阪駅から山口に入った秋山は「とにかく明日、無事に投げ終われるように。それしか言えることはない」と表情を引き締めた。1軍につながる「道筋」を力強く歩んだ先に、光は見える。

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