広島 新外国人レグナルト 来日初のブルペン ブルペン捕手絶賛「あれぐらいのキレは見たことがない」

[ 2019年1月30日 05:30 ]

広島・レグナルト
Photo By スポニチ

 広島の新外国人、カイル・レグナルト投手(30=メッツ)は29日、マツダスタジアムで来日初のブルペン入り。手始めに投げた変化球で衝撃を与えた。見守った畝投手コーチが「凄かった」と驚き、長田ブルペン捕手が「あれぐらいのキレは見たことがない」とまで言わせたのが、自信を持つカーブだった。

 米国では、「ハンマーカーブと呼ばれていたよ」と愛称がついていたほどの新助っ人の代名詞だ。ハンマーを振り下ろた軌道のような縦に鋭く、力強く落ちることが由来。本人いわくパワーカーブで、日本でもソフトバンク・武田らが持ち球にして広まりつつある。一般的には球速130キロ近い速さに加えて、大きな変化も兼ね備えている変化球。「もちろん、決め球だよ」と、ニヤリと笑った。

 来日5日目でのブルペン入り。急ピッチでの調整に、畝投手コーチからも「仕上がりが早い。クロスに入ってくるような投げ方でカーブ以外にチェンジアップもよかった」とうなずかれた。

 来日前から「シーズンイン直前ぐらいの状態にした」と投げ込みを続けてきた。米国よりキャンプインが早いだけでなく、先発調整を言い渡されたことが理由だ。米マイナーリーグで154試合に登板して、先発は4度しか経験がない。この日も、同投手コーチから「まずは先発からと伝えている」と強調され、慣れない役割も厭わずに調整を続けている。

 改修を終えたばかりでメジャー仕様に近い硬めのブルペンには「ナイス! グレート!。施設も充実しているね」と、本拠地との相性も悪くない。メジャー未経験の左腕は、自信満々の“ハンマー”で、セ界を叩き回る。(河合 洋介)

続きを表示

2019年1月30日のニュース