阪神 ドラ4斎藤 梅野が評価「体重がしっかり乗ってきているなという印象」

[ 2019年1月30日 05:30 ]

ブルペンで投げ込む斎藤(撮影・坂田 高浩)
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 梅ちゃんもビビった! 阪神の4位ルーキー・斎藤(Honda)がブルペン投球で絶大な存在感を放ち潜在能力の高さを見せつけた。

 「初ブルペンで飛ばしすぎないようにしました。まだバラバラだったんですけど…」

 反省の言葉とは対照的に「女房役」からは、称賛の言葉が飛び出した。初めて足を踏み入れた宜野座のブルペンでミットを構えてくれたのは梅野。わずか22球ながら、指のかかった直球には「エグい!」とうなずくなど、「ストレートの威力、腕を振って投げて、球の力を感じた。体重がしっかり乗ってきているなという印象」と右腕の魅力を感じ取るには十分の球数だった。

 斎藤も「投げやすかったです」と振り返ったように昨年、自己最多132試合に出場し正捕手に最も近い男に胸を借り、1球ごとに「ヨイショ!」と雄たけびを上げる力投スタイルが輝きを放った。

 投球後はマウンド付近で話し込む場面もあり、周囲の想像を超える仕上がりに梅野から「出来上がりすぎてるぐらいで、焦らないようにな」と“ブレーキ”をかけられた。

 「腕を振って投げることしか持ち味がないので。強い球を投げていけたらいい」

 ブルペン前にはサブグラウンドで行われたゴロ捕球で、誰よりも大きな声を出して、フレッシュさも押し出した。矢野監督も大きな期待をかけるリリーバーは、激しいサバイバルを戦い抜く決意を固めていっている。

 「(今日は)バランスとかを意識して投げたけど、中継ぎは球速とかも大事になってくる。強い球をどんどん投げていけたら」。あふれるパワーを解き放つ舞台が待ち遠しい。

(遠藤 礼)

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