西武 内海 巨人の後輩に“置き土産”、大江「そういう人が勝つんだなと思った」

[ 2019年1月15日 05:30 ]

3人で並んでトレーニングをする(手前から)西武・内海、巨人・今村、大江
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 フリーエージェント(FA)で巨人に加入した炭谷銀仁朗捕手(31)の人的補償で西武に移籍した内海哲也投手(36)が14日、鹿児島県奄美市で自主トレを行った。巨人の後輩で同じ左腕の今村信貴投手(24)、大江竜聖投手(20)と行う約2週間の共同生活。技術的アドバイスを惜しまず野球に対する姿勢を背中で示し、古巣に「置き土産」を残す。

 ブルペンで立ち投げを終えた内海は、2人の投球を見つめた。今村が最後の1球を投げ終えると「最多勝!」と声を響かせ、練習を締めた。

 「2人が凄い楽しみ。全然(ローテーションで)できると思います。(奄美で)凄く良くなった」

 6日にスタートした合同トレ。昨年12月20日に人的補償で西武移籍が決まったが、以前から約束したメンバーで汗を流す。通算133勝の36歳左腕はこの日、ライオンズブルーのシャツに身を包み、午前8時前からランニングで始動。体幹、ウエートトレーニングで約2時間体をつくり、ウオーキングを挟みながら短距離ダッシュを約40分間続けた。突然決まった新天地での16年目を前に、表情は鬼気迫るものがあった。

 チームは替わっても大切な後輩だ。3年目でプロ初登板を目指す大江には球界屈指の速さを誇るクイック投法とカーブの握りを伝授した。今村にはカットボールに挑戦させた。大江は16歳年上の内海が練習に取り組む姿勢に「絶対全力。そういう人が勝つんだなと思った」と感銘を受け、走り込みを昨年の2倍に増やした。

 昨季、巨人の先発左腕は計24勝で最多が今村らの6勝。5年ぶりのV奪回には左腕の台頭が不可欠で、2人は次世代を担う存在。内海自身も「見ていたら、投げたいなという気持ちになってくる」と刺激を受ける。ブルペンでは、捕手を立たせたままカーブ、スライダー、チェンジアップ、カットボールを交え計35球を投げた。

 西武では開幕投手の候補でもある。「ちょっと“かかり気味かな”という気はします。例年より前のめり。抑えないといけないと思いながらも自分の気持ちは前に行く」。後輩に経験を惜しみなく伝えながら、自らも2月1日に万全の準備を進める。 (神田 佑)

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