オレたちがやる!梅野、岩貞、岩崎、陽川 強い猛虎へ“花の91年組”合同自主トレ

[ 2018年12月27日 05:30 ]

阪神の梅野
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 オレたち91年組がヤル! 阪神・梅野隆太郎捕手(27)、岩貞祐太投手(27)、岩崎優投手(27)、陽川尚将内野手(27)が来年1月に沖縄・宜野座で合同自主トレすることが26日、分かった。新生猛虎の主力を担うべく13年ドラフト組の同世代4人が一致団結し、キャンプ地に先乗りして切磋琢磨(せっさたくま)する。大山悠輔内野手(24)の初参加も決まった。

 来季に懸ける4つの思いが、沖縄に結集する。梅野、岩貞、岩崎、陽川は13年のドラフトでそろってタテジマに袖を通した1991年生まれの4人だ。

 「(沖縄には)しっかりと練習する環境、設備があるので。この機会に陽川もザキ(岩崎)も一緒にできるならと思って」

 選手会長の梅野は経緯を説明した。沖縄は16年から先輩・能見に弟子入りする形で岩貞と汗を流してきた地。今回、中継ぎ調整に専念するため関西で単独の自主トレを敢行する先輩左腕から「もうあいつらが引っ張っていかないと」とバトンを託されていた。

 今年まで参加していた緒方も現役を引退し、例年通りならソフトバンクの嘉弥真も含めて3人。メンバー増員を模索していたところで、後輩の大山とともに岩崎、陽川にも声をかけた。例年、陽川は和歌山、岩崎は甲子園や鳴尾浜を拠点にして1月の自主トレを行ってきた中、温暖な場所での自主トレを以前から検討していた。

 「自分たちは年齢的にも、チームの中心になっていかないといけない世代。沖縄で自主トレをやって、来年、みんなが1軍で活躍できたらいいと思う。良い時間を過ごして、切磋琢磨(せっさたくま)できれば…」

 5年目の今季、自己最多132試合に出場した梅野は個人というよりも一つの世代で共闘していく決意を口にした。岩貞は左腕エースとして期待がかかり、岩崎は先発、中継ぎ両にらみでチームの重要なピースに位置づけられる。陽川も今季、48打点をマークするなど和製大砲としての完全開花が近づく。4人それぞれの役割、ポジションで、主力としての奮闘が望まれる。

 1月中旬に沖縄入りして約2週間、キャンプインに備えて体を仕上げていく予定。「長く1軍でプレーする秘訣(ひけつ)というか、能見さんから学んだことも継続しながら。できるだけ長く今後も沖縄で自主トレをやっていけたら」。他には原口、秋山もいる。虎の“黄金世代”となるべく、沖縄から勝負のシーズンをスタートさせる。(遠藤 礼)

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2018年12月27日のニュース