来夏の甲子園 休養日1日増へ 高野連「熱中症対策から進めた形」

[ 2018年12月27日 05:30 ]

甲子園球場
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 来夏の第101回全国高校野球選手権大会(甲子園)で休養日を従来より1日増やして2日とすることが検討されていることについて、日本高野連の竹中雅彦事務局長は26日、「阪神電鉄や甲子園球場に要請している。熱中症対策をしてきたがそれを一歩進めた形」と明らかにした。

 休養日は13年夏の甲子園から導入され、準々決勝翌日に設定されている。近年は選手の健康管理についての取り組みが進み、今春センバツからはタイブレークを採用。来年1月に開かれる全国高校野球選手権運営委員会で結論が出る可能性が高い。帝京(東京)の前田三夫監督は「休養日増は大歓迎ですね。昨今の気象条件では特に投手への負担が大きい。良い方向に向かってほしい」と話した。

 プロ野球阪神の谷本修球団本部長は「もう1日増やすと事前に聞いていた」と高野連側から説明を受けていたことを明かし、「詳しくは知らない」とした上で「結構いろいろな改革をされるのではないか。(大会期間)全体が延びるとは聞いていない」とした。

 ▼渡辺元智氏(前横浜高監督。来春、新潟県で球数制限が試験導入されるなど健康管理を巡る一連の動きに)賛成、反対と一概に言うのは難しい。やむを得ないと思う半面、忍耐を覚える機会が失われる危惧もある。

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2018年12月27日のニュース