阪神・矢野監督 ガルシアは広島、巨人戦雪辱キーマンや!キラー実績十分、重点起用ある

[ 2018年12月27日 05:30 ]

阪神が獲得したガルシア
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 阪神・矢野燿大監督(50)が26日、新外国人選手として獲得した前中日のオネルキ・ガルシア投手(29)を広島、巨人戦で重点的に先発起用する考えを示唆した。今季苦戦した上位2球団に対する実績は十分で、“キラー”としての期待を膨らませた。

 「(加入は)大きいんじゃない。今年も13勝かな。勝っている投手やし、日本の野球を経験しているという部分で言うと、他の外国人選手と違って、計算がある程度は立つ」

 初言及した待望の先発左腕の加入。来日1年目から挙げた13勝の内容が心強い。4月4日の巨人戦で初勝利を記録するなど巨人戦は3勝1敗で防御率1・80。リーグ3連覇した広島にも3勝1敗、防御率2・88を誇った。今季の阪神は巨人に8勝16敗1分け、広島に10勝15敗だっただけに雪辱への旗手になり得る存在だ。

 「左やし。巨人、広島という気になってくるところで大きい存在になるかなと思う」

 不敵な笑みを浮かべて思い描いた起用法。当然ながら現時点での先発順は未定でも3連覇の広島、巨大戦力を誇る巨人に積極投入する考えを持つ。今季の被打率は右打者・263に対して左打者・174。データからも阿部や新加入の丸がいる巨人、松山や田中、安部らをそろえる広島には有効だ。

 「剛速球投手ではないけど、球を動かしたり、そういう部分ができる投手って、監督という立場でも、捕手という立場から考えても計算として立ちやすいかなと思う。そういう部分でも大きいし、左がいてくれるというのは、ある程度、計算ができそうな投手」

 強敵を倒さなければ最下位から浮上の道は開けない。新助っ人が虎投のキーマンになりそうだ。(山本 浩之)

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2018年12月27日のニュース