内川 惜しい2000安打「ヘボいな。4番として残念な男」

[ 2018年5月7日 05:30 ]

パ・リーグ   ソフトバンク2―5オリックス ( 2018年5月6日    ヤフオクD )

<ソ・オ>9回、2死満塁の好機で右飛に倒れる内川
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 通算2000安打達成へ、これ以上ない舞台を仲間が演出した。2―5の9回。ソフトバンクは2死から3人がつなぎ、満塁として内川に5度目の打席が回った。鋭い打球が右翼線に飛ぶと、スタンドで観戦した父・一寛さん(61)も思わず手を叩いた。だがロメロのランニングキャッチに阻まれ、内川は天を仰いだ。ヤフオクドームの大歓声もため息に変わった。

 「ここで打てなかったらヘボいなと。4番として、あそこで試合を終わらせてしまうのは、残念な男だと思います。それ以外はないですね」

 2000安打に王手をかけて臨んだ一戦。1点を追う5回1死一、三塁では一時同点の中犠飛を放ったが、最後まで生みの苦しみを味わった。見守った王貞治球団会長は「(9回は)みんながつないで盛り上がった。(内川は)今度は打ってくれる」と話した。1998安打で迎えた本拠地3連戦で1安打に終わった。次戦は8日の西武戦(大宮)で偉業達成を目指す。 (川島 毅洋)

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2018年5月7日のニュース