【中畑清氏視点】ソトの起用 いいタイミングで踏み切ったラミレス監督

[ 2018年5月7日 10:10 ]

セ・リーグ   DeNA12―8巨人 ( 2018年5月6日    横浜 )

<D・巨>3回無死、中越えソロ本塁打を放つソト
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 ソトを2番起用したDeNA・ラミレス監督の采配がズバリ当たった。初回、桑原が左前打で出塁して、ソトの左越え二塁打で先制。1、2番が4連打4得点を呼んだ。打線の組み替えでつくったイケイケムードが最大の勝因だね。

 昨季のDeNAは打線に勢いがあったが、今季はその打線で苦しんでいた。2番に大和を起用してスモールベースボールを打ち出したラミレス監督だけどイメージ通りの采配ができなくなっていた。自分の描いた野球を変えるのは難しいのだけど、いいタイミングで踏み切ったと思うよ。

 出場選手登録されたばかりで2安打2打点1本塁打の活躍だからね。ソトは今後のキーマンになってくると思う。次の決断は、ソトがこのまま2番にふさわしい成績を残したとき、ウィーランドをどうするか。外国人枠の問題がある。今永や浜口が安定していればいいが、先発陣が不安定ならソトかウィーランドの選択を迫られる。まあ、それもぜいたくな悩みなのかな。(スポニチ本紙評論家)

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