ヤクルト総力戦11回サヨナラ勝ち 16年目の坂口初劇打

[ 2018年5月7日 05:30 ]

セ・リーグ   ヤクルト4―3広島 ( 2018年5月6日    神宮 )

<ヤ・広>延長11回、サヨナラ打の坂口は歓喜のバンザイ
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 ヤクルトのゴールデンウイークは劇的な幕切れとなった。延長11回2死一塁。坂口の打球は右翼線へ弾む。スタートを切っていた一塁走者の古賀が歓喜のホームを踏んだ。プロ16年目で初のサヨナラ安打となった33歳は「みんなが僕につないでくれたので、僕も後ろにつなごうと思った。最高によかった」と笑顔がはじけた。

 執念が表れた。1点を追う9回2死、大引の起死回生の一発で試合を振り出しに戻すと、1点を勝ち越された直後の延長10回には川端が同点の中前適時打で再び追いついた。ベンチ入りした野手は、左膝打撲の青木以外全員を使い切り、投手の風張も代打起用する総力戦だった。小川監督は「凄い勝ち方。非常に大きなゲーム」と、この1勝の価値をかみ締めていた。 (町田 利衣)

 ▼ヤクルト・大引(9回2死から起死回生の1号同点ソロ)僕が倒れたら試合が終わるので開き直っていった。ある意味ラストチャンスと思っていた。

 ▼ヤクルト・風張(延長10回に球団では42年ぶりの投手が代打で登場もバント失敗)ちゃんと仕事ができればよかったが、勝ててよかった。

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