T岡田8年ぶり2打席連発 今季開幕から不振の要因は右脇腹痛

[ 2018年5月7日 05:30 ]

パ・リーグ   オリックス5―2ソフトバンク ( 2018年5月6日    ヤフオクD )

<ソ・オ>8回2死、2打席連発となる右越え本塁打を放つT―岡田
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 オリックスは6日のソフトバンク戦(ヤフオク)で、全5得点を5本のソロ本塁打で挙げて5―2で勝利。3カード連続勝ち越しを決めた。T―岡田外野手(30)が7回に決勝2号ソロ、8回にも2打席連発となる3号ソロを放ち、自身1000試合出場を飾った。

 2―2の7回先頭で迎えた第3打席。フルカウントからの6球目、中田のカーブを捉えて決勝ソロ。「どうかな、という当たりでしたが入ってくれて良かった」。8回2死の第4打席でも同じくフルカウントからの6球目、2番手・田中正のスライダーを右翼席へダメ押し弾だ。

 1試合2発は16年6月5日ヤクルト戦以来で、2打席連発は10年8月5日西武戦以来8年ぶり。自身の出場1000試合目を派手に飾った。

 不振にあえいだ開幕からの1カ月だった。要因の一つが右脇腹痛。公表されたのは今春キャンプだが、実は発症は昨年末までさかのぼる。大阪・舞洲での自主トレ中にバットを振り込んだ瞬間に張りを覚えた。年が明けても改善せず周囲に「オレ、この状態でキャンプに入るのか…」と漏らすこともあった。

 打たなければならない理由がある。3月誕生の第1子長男の存在だ。「寝顔を見るだけで力をもらえる。物心がつくまで1日でも長く野球を続けたい。自分のユニホーム姿を覚えていてもらいたいので」。前日5日は、こどもの日。1日遅れの記念弾を届けた。

 小谷野の先制1号から安達、ロメロ…と1試合5発は昨年8月26日西武戦以来。全得点をソロ本塁打で勝ったのは、4本以上は球団史上初めて。ソフトバンク、西武、ソフトバンクと上位球団を相手に3カード連続勝ち越し。T―岡田は「もっと上を目指せる」。生え抜き主砲がチームを浮上させる。

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2018年5月7日のニュース